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逆張りとはどんな投資手法なのか【初心者向けFXトレード入門】

投資手法の方法として「逆張り(ぎゃくばり)」というのがあります。しかし、言葉は聞いたことがあっても、実はどのような投資手法なのかよく分からなかったり、順張り手法と何が違うのか分からない場合は多いです。
あなたは答えられますか?

ここでは逆張りについて、初心者の方にもよく分かるように丁寧に解説しましたので、どのような投資手法なのかしっかり身につけてください。

目次

1. 逆張りとは

逆張りとは、相場状況が下落している下落局面にあるとき、今後の上昇を期待して買いから始める売買方法のことです。

反対に、相場状況が上昇している上昇局面ときには、今後の下落を期待して売りから始める売買手法のことをいいます。

同じ買うなら可能な限り安く買いたい、もしくは、同じ売るなら可能な限り高く売りたい、といった人間心理に適っているため、投資初心者の方に多く見られる投資手法です。

相場の流れに逆らってトレードをすることから逆張りという言い方をします。一般的に中長期売買に強いと言われているのもこの「逆張り」手法の特徴です。しかし、初心者には難しい取引手法のひとつとも言われています。

1-1. 順張りと何が違うのか

順張りとは、相場状況が上昇トレンド(上昇傾向)にあるときに、今後のさらなる上昇を期待して買いから始める投資手法ことをいいます。

反対に、相場状況が下落トレンド(下落傾向)にあるときには、今後のさらなる下落を期待して売りから始めるといった投資方法のことです。

2. 逆張りのメリットとデメリットは何か

初心者の多くに使われている逆張りですが、もちろんメリットもあればデメリットもあります。それぞれをしっかり理解してしまいましょう。

2-1. 逆張りのメリット

逆張りのメリットは、同じ買うなら可能な限り安い価格で買うことができる点です。そのため、うまくいけば利食いの値幅も大きくできる可能性があります。

また、同じ売るなら可能な限り高い価格で売ることができる点です。そのため、うまくいけば利食いの値幅も大きくできる可能性があります。

2-2. 逆張りのデメリット

逆張りは、下落相場の局面で買っていくトレードですが、その相場がどこで反転するのか分からないまま買わなければならないリスクがあります。

そのため、買った後も買値から大きく下落して損失を大きくしてしまう可能性が高いトレードでもあります。

同じように、上昇相場の局面で売っていくトレードも逆張りですが、下落局面同様、その相場がどこで反転するのか分からないまま売らなければならないリスクがあります。

そのため、打った後も売値から大きく上昇して損失を大きくしてしまう可能性が高いトレードでもあります。

3. 逆張りのエントリーポイントとは

ここからは、逆張り手法の具体的な始めかた(エントリー)についてご紹介します。

3-1. 買いから始める場合

逆張り手法で買いから始める場合、エントリーポイントは大きく分けて、以下の2種類があります。

  1. 直近や過去最安値に近づいている場合に買いエントリー
  2. 突然の暴落相場での買いエントリー

3-1-1. 直近や過去最安値に近づいている場合に買いエントリー

まずは下図を見てください。

例えば、下落相場の際に直近の安値や過去最安値に近づいてくると、その価格に接近しようとしたりする傾向があります。逆張りの投資手法では、そのような場面を利用して下落相場でも反転上昇を狙って買いポジションを持ったりします。

こうすることで、うまくいけば今後の上昇相場のスタートラインから買い上がることができるというものです。

3-1-2. 突然の暴落相場での買いエントリー

相場というのは、経済指標や突発的なニュースや出来事で、突然急騰したり、暴落したりすることがあります。

下図を見てください。

このように、何かしらの理由で突然相場が急落すると、その後はその反動で反転急上昇することがあります。

このような場面で買いポジションを持つことが、突然の暴落相場での買いエントリーであります。

しかし、急落後に急反転しても、その反転が続かずに再度下落していくこともあるため、トレード技術としては難しい部類に入ります。

3-2. 売りから始める場合

逆張り手法で売りから始める場合、エントリーポイントは大きく分けて、以下の2種類があります。

  1. 直近や過去最高値に近づいている場合に売りエントリー
  2. 突然の急騰相場での売りエントリー

3-2-1. 直近や過去最高値に近づいている場合に売りエントリー

まずは下図を見てください。

例えば、上昇トレンドの際に直近の高値や過去最高値に近づいてくると、相場はその価格に接近しようとしたりする傾向があります。逆張りの投資手法では、そのような場面を利用して上昇相場でも反転下落(反落)を狙って売りポジションを持ったりします。

こうすることで、うまくいけば今後の下落相場のスタートラインから売り下がることができるというものです。

3-2-2. 突然の急騰相場での売りエントリー

相場というのは、米国雇用統計をはじめ経済指標や突発的なニュースや出来事で、突然急騰したり暴落したりすることがあります。

下図を見てください。

このように、何かしらの理由で突然相場が急騰すると、その後はその反動で反転急下落することがあります。

このような場面で売りポジションを持つことが、突然の急騰相場での売りエントリーであります。

しかし、急騰後に急反転しても、その反転が続かずに再度上昇していくこともあるため、突然の暴落相場での買いエントリー同様にトレード技術としては難しい部類に入ります。

4. まとめ

逆張り手法は、プロでも使っている方はいます。しかし、どこで相場が反転するのかを見極めなければならないため、トレード技術としては難しいです。

そのため、一見始めるのが難しいと思ってしまう順張り手法の方が初心者には向いていますので、このような取引手法もあるんだということ、そして、相場状況によっては逆張り手法を使えるようにしておけばいいですね。

きちんと練習して使いこなし、勝ちトレーダーに仲間入りしてください。

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この記事を書いた人

株式会社トレードタイム代表取締役(2011年設立)

米国在住時にシカゴ、ニューヨークの市場を見学したした際、金融に興味を持ち、大学卒業後、国内と海外市場の取次業社にてコモディティ、為替取次の業務を行う。

その後、FXを日本で初めてFX事業を展開したひまわり証券に入社。
FX事業部の立ち上げ、自己売買ディーリング業務、投資助言業の資格を得て日経225先物、オプション取引の助言業務やセミナー講師等を務めた後、2011年に独立。


現在はFX、株式、日経225先物、FX、個別株オプション等の自己トレード行っている(1日のトレード回数は平均数回~10回程)、また個人投資家向けのセミナーも多数開催中。

セミナーの受講者は述べ39万人を超え、証券、FX会社でのセミナー講師、売買コンテンツ提供も行っている。
トレード本、FX情報誌やYahoo! ファイナンス等への執筆も多数。

コンテンツ(セミナー講師)の提供先会社は、株式会社外為どっとコム、サクソバンク証券株式会社、ワイジェイFX株式会社、株式会社FXトレード・フィナンシャル、ひまわり証券等々、30社以上(順不同,敬称略)。

~トレード情報提供サイト、コンテンツ提供企業(順不同,敬称略)~
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