2017/10/11

FXと外貨預金の違いってなに?知らなきゃ損する13の比較

 

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FXでなかなか勝てない人を勝てるようにするFXトレーダー育成の専門家です。誰でもトレードで負けるのには原因があります。多くの人はその原因に気づかないので勝てるようにならないだけです。そんな気づきをお伝えするのが得意です。
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昔よりFXと比較される金融商品のひとつに外貨預金があります。確かにFXと外貨預金は似ている商品でありますが、大きな違いも多数あります。

投資に興味がある方に統計を取ると、大体FXよりも外貨預金のほうが人気が高いです。「FXは怖そうだし、外貨預金のほうが預金だから安全そうだし、比べるとやっぱり外貨預金かな」と思っている人は実際多いです。

あなたもそうではないですか。

でもこれ大きな誤解なんですね。外貨預金のほうがメリットがある場合も当然ありますが、反対にFXのほうが断然いい場合もあるのです。

是非ここできちんとそれぞれのメリットとデメリットを知って、判断材料にしてもらえればと思います。

1. 【結論】外貨預金を行うのならFXで行ったほうがメリットは多い

外貨預金とFXの比較を行うのに、いきなり結論から入ります。結論としては、タイトルとおりでFXと外貨預金を比較した場合、FXのほうがメリットが圧倒的に多いです。なぜFXのほうがメリットが多いのかの理由については下記にて解説しますね。
まずは、FXと外貨預金の比較表を見てみましょう。

これが比較表になります。

これから、各項目について比較していきながら、どちらにメリットがあるのかについて解説していきます。

2. 取扱金融機関の口座開設ではFXのほうが手続きは簡単

外貨預金を行おうと思えば、銀行に行って外貨預金用の口座を開設する必要があります。他方、FXの取引を行おうと思えば、FXを取扱っている証券会社やFX会社に口座を開設する必要があります。

銀行の場合は、銀行まで足を運ばなければならないことが多いですが、FXの場合は基本的にインターネットだけで申し込みが完了してしまうので、手軽さを考えればFXのほうが手続きは簡単です。

3. 取扱通貨の数はFXのほうがダントツで多い

外貨の取引をするに際して、その選択肢は多いほうが少ないよりはいいです。

外貨預金の場合は、米ドルをはじめとして、高金利通貨の豪ドルやNZドル等が人気で取引も多いですが、選択肢としては10通貨位しかないのが難点です。

これがFXとなると、通貨ペアの数としては少なくとも15種類位はあって、多い会社になるとルーブル、クローネ、香港ドル、シンガポールドル、南アフリカランド、トルコリラ等々、100種類以上の通貨ペアの取引が可能です。

こうなると、FXの圧勝といえるかともいます。

4. 取引時間はFXのほうが断然便利

外国為替の取引は、一部の中東地域を除いて世界共通で土日以外は24時間取引されています。FXも同様に、土日以外は日本の祝日も関係なく、月曜日の朝から土曜日の朝(NYの午後5時)まで24時間取引が可能となっています。

これに対して外貨預金の場合は、銀行の営業時間内である午前9時から午後3時までしか取引はできません。

これは比較するまでもなく、24時間いつでも取引が可能なFXが断然便利といえますね。

5. 投資資金の資金効率はFXが上だが、その分ロスカットの可能性あり

例えば、1ドル=100円の時に1万ドルの取引をしようとすれば、日本円で100万円(=100円×1万ドル)の投資資金が必要となります。これは外貨預金の場合でもそうです。

しかし、FXの場合はレバレッジが効きますので、最低金額の投資資金としては100万円の25分の1(4%分)であるわずか4万円で100万円分の取引が可能です。

このように資金効率の面からはFXが非常に便利ですが、レバレッジを効かせている分、為替変動の状況によってはロスカットになる可能性はあります。

但し、このロスカットは投資家の資金を守るためのものですから、トータル面ではFXのほうが便利といえますね。

6. 取引レートは24時間リアルタイムレートで取引可能なFXの勝利

外国為替市場(インターバンク市場)は土日を除く24時間取引されています。
では、外貨を取扱う外貨預金やFXはどの価格で取引されるのでしょうか。

例えばFXの場合は、インターバンク市場と同じように24時間動き続けるリアルタイムレートで取引が可能です。

これに対して外貨預金の場合は、午前10時位の価格を目途に一日固定した価格で原則として取引されます。ということは、一日のうちどの時間帯で取引しても同じ価格での取引となってしまいます。

以上により、一日固定された価格で取引される外貨預金と比較しても、24時間リアルタイムレートで取引可能なFXのほうが利便性はいいですね。

7. 取引方法は買いだけではなく売りからも取引可能なFXが便利

外貨預金の場合、例えば1ドルが100.00円の時に1万ドルの預金をしようと思えば、100万円(=100円×1万ドル)を用意して1万ドルに両替してから、その1万ドルを銀行に預けることになります。

このように外貨預金の場合は、日本円を外貨に両替するという、いわば日本円で外貨を買うという行為だけなんですね。

必要であれば、両替した外貨をまた日本円に両替することは可能ですが、それをするしないは自由であります。

これがFXになると話は違います。
FXは差金決済といって、現物(ここでは外貨)の受渡しを実際には行わずに、売買によって発生する価格差だけを授受して決済する取引ですので、ドル買い(円売り)からでも、ドル売り(円買い)からも自由に始めることができます。

ただ、その代わり外貨預金とは違って現物(外貨)をそのまま受け取ることはできないのであります。

この場合、現物の受け渡しの観点からは外貨預金のほうが有利ですが、取引方法の観点から判断すると、買いからも売りからも可能なFXのほうが取引は便利ですね。

8. 手数料を比較すると断然FXのほうが格安である

手数料を比較するために、1ドルが100円の時に1万ドルの取引をする場合で見てみたいと思います。

■外貨預金
米ドルの取引の場合、銀行の手数料は1ドル=1円が多いですので、その場合、

1万ドル×1円=1万円

ということで、日本円→米ドル、米ドル→日本円の取引の手数料は合計で2万円となります。これは、100円で買ったドルが102円以上にならないと為替差損を被ることになってしまう金額です。

■FX
FXの場合は一部の会社を除いて手数料は基本的に無料ですが、取引コストとしては買値と売値の差額であるスプレッドがあります。一般的には例えばドル円ならば1pips(=1銭=0.01円)程度ですので、1万ドルの取引ならば、コストとしては買いと売りの往復分で100円(=1万ドル×0.01円)という破格に安い金額となります。

以上により、1万ドルの取引をした場合の取引コストは、外貨預金が買い売りの往復で2万円に対して、FXは往復分で100円程度と200分の1程度となりますので、FXのほうが非常に安く取引が可能です。

9. 金利は一概に比較できないが、FXのほうが受取金額が多い場合がある

ここでは金利について比較を行うのですが、外貨預金とFXの金利を比較するのは意外に難しい問題であります。

なぜなら、外貨預金の場合は50万円分や100万円分の外貨に両替というように、基準が日本円になっているのに対して、FXは1万ドルや1万ユーロというように、外貨の通貨量が基準になっているためです。

また、FXは証拠金取引であるので一概に利回り計算も同一で計算することもできないので単純に比較するのは非常に難しいです。

念のため外貨預金の金利とFXのスワップポイント(スワップ金利)の参考資料を掲載させていただきます。

ここから分かることは、一概にはいえませんが外貨預金は手数料相当分がそれなりに高額になるので、結果としてそれなりの為替変動がないと利益にはなりにくい可能性があるということです。

それに対してFXの場合は、スワップポイントは日々発生しますので、それを確認しながらいつでも取引が可能であるということと、金利差分もそれなりに受取ることができることから、FXのほうが受取金額が多い場合がある、という判断でいいですね。

10. 取引期限はいつでも決済可能な無期限(期限がない)のFXのほうが有利

取引期限というのは、差損益を確定させて取引を終了させるのを、「いつまでにしなくてはならない」といった期限が設けられているのか、ということです。

FXの場合、ポジション保有後にいつまでに決済をしなければならない、といった期限は一切ありませんので、ロスカットにならない限りはいつまででも取引を継続することが可能となっています。

これに対して外貨預金の場合、例えば定期預金なら満期まで6カ月や1年といった期限がありますので、満期を迎えるまでは原則として解約はできません。仮に満期前に解約できた場合でも、その場合は違約料を払わなければなりませんので、これはかなり不利な取引となります。

以上により、いつでも始められていつでも取引を終了させられるFXのほうがかなり便利といえますね。

11. 利益機会は買いからでも売りからでもできるFXのほうがチャンスは2倍になる

利益機会というのは、利益を狙えるチャンス(機会)がどれ位あるのか、ということです。為替は常に価格変動していますので、その価格変動でどれだけ利益を狙うチャンスがあるのか、が重要になってきます。

外貨預金の場合、株式投資と同じで買ったときの価格(買値)よりも高い価格で売らないと利益にはなりません。したがって、円安相場のときに始めないと為替変動による損失を被ることになってしまいます。

これに対してFXの場合は、円安相場はもちろんのこと、円高相場でも利益を狙う機会(チャンス)はあります。買いではなく、売りから始めることで、円高になった分だけ利益になります。この場合、スワップポイントは支払いとなることが多いと思いますが、それでも価格差から発生する利益(キャピタルゲイン)の余程大きいためトータルでプラスにすることは十分可能です。

以上により、利益機会はFXのほうがチャンスが2倍ある分有利ですね。

12. 現受けは実際に外貨のまま受取れる外貨預金のほうが有利

現受けというのは「現物の受け渡し」のことで、外貨を扱う外貨預金やFXの場合は、買った外貨をそのまま外貨として受け取ることが可能か、ということになります。

外貨預金の場合、日本円を外貨に両替して、その外貨をそのまま預金しますので、預金している外貨は、日本円の預金と同じように引き出す(現物を受ける)ことが可能であります。

これに対してFXの場合は、差金決済であることと証拠金取引であることから、本来必要な購入金額を払っているわけではありません。したがって、現受けは原則不可能となっています。

※一部、買値相当分の日本円を入金することで現受けできる会社はあります。

以上により、現受けが可能な外貨預金のほうが有利といえます。

13. 為替変動によるリスク管理はFXのほうが様々対応できる分有利である

外貨預金やFXにはいろいろなリスクがありますが、ここでは為替変動リスクの面で比較したいと思います。

外貨預金やFXが為替の価格変動の影響を受けることはどちらも同じであります。しかしながら、24時間変動し続けている為替にどれだけの対応(リスク管理)ができるかについては差があります。

まず外貨預金の場合は、一度日本円を外貨に両替すると、満期を迎えるまではそのまま放置となります。仮に6カ月定期にした場合は、外貨預金開始から6カ月間は何もできず、満期を迎えた際に金利も付与されます。

なお、例えば1万ドルの外貨預金を始めたとすると、6カ月後、1万ドル自体に変化はないですが、1万ドルに対する円評価は変化しています。仮に円安となって値上がりしていればいいですが、円高となってしまったがために金利を加算したとしてもトータルでマイナスになってしまうことがあります。

このように、仮に今後円高が進むと判断していても、違約金を払って途中解約する以外のリスク管理は難しいと言えるのが外貨預金です。

これに対してFXは、いつでも決済は可能なうえ、注文方法によってはいくら損したら一旦トレードを止めようということも自由にできます。

要はうまくいっていればそのまま継続し、「失敗したかな」と思えばいつでもストップすることができるのです。

これはリスク管理としては非常に重要ですので、FXほうに大きく軍配が上がります。

14. 投資資金の保護は上限がないFXの信託保全のほうが絶対有利

最後は資金の保護についてです。

これは、銀行にしろ証券会社にしろ、FXにしても預け入れた会社が破たんとなってしまった場合の投資資金の保護に関する事項です。

これに関しては外貨預金の場合、預金保護制度の対象外となっていますので、いわゆる1000万円を上限にした保護もありません。仮に外貨預金を行った銀行が破たんしてしまうと、預け入れの金額に応じた按分分しか戻ってきません

したがって、外貨預金を行う場合は銀行の格付等も考慮する必要がありますし、これも絶対的なものではないため、リスクとして残ることになります。

これに対してFXの場合は、信託保全が義務付けられていますので、投資資金は全額保護されます。

信託保全とは、私たちが証券会社等へ投資資金を入金すると、その資金は証券会社で管理するのではなく、証券会社とは別の信託銀行等が資金を預かる仕組みです。

これにより、仮に証券会社等が破たんとなってしまっても、預け入れた投資資金は信託銀行にありますので、全額戻ってくることになります。一部ではなく全額です。また、上限もないため預け入れた投資資金はしっかり守られることになります。

※当然ながら、トレードによって発生した損失分は守られません。

この信託保全の制度は非常に強固なリスク管理になりますので、預金保護制度の対象にもなっていない外貨預金と比較すると雲泥の差があります。

15. まとめ

これまで、13項目について外貨預金とFXの比較を行ってきましたが、結論を申し上げると次のようになります。

外貨をそのまま受け取る現受けをしない限りは、FXを行ったほうが仕組み上も、リスク管理上も断然有利である、ということです。

今後、外貨預金かFXか悩んでいる方がいましたら、この点を考慮して決めてください。

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