2017/10/11

FX基本:FX初心者が最初に覚えるべきルールはこの4つ

 

この記事を書いている人 - WRITER -
FXでなかなか勝てない人を勝てるようにするFXトレーダー育成の専門家です。誰でもトレードで負けるのには原因があります。多くの人はその原因に気づかないので勝てるようにならないだけです。そんな気づきをお伝えするのが得意です。
詳しいプロフィールはこちら

これからFXを始めてみようという方にとって、いったい何から学んでいけばいいのか戸惑うことが多いと思います。

そこでここでは、トレーダー育成講師としての立場からFX初心者が最初に覚えておかなければならないことを4つに絞って詳しく説明していきます。

これだけ覚えれば十分とはいえませんが、これだけは押さえておかないとトレードをしてはいけない、という意味で4つ挙げましたのでトレードは必ず覚えてからするようにしてください。

その前に、簡単に「FXとは?」について説明します。

1. FXとは

FXとは「Foreign Exchange」のFとxを取った英略の用語です。日本語では「外国為替証拠金取引」といいます。「外国為替取引を証拠金のルールを使って行う」という意味ですが、この説明だけ見ると難しそうな感じがしますが、決してそんなことはありません。

為替とは「通貨と通貨を交換すること」をいいます。例えば、日本円と米ドルを交換するのも為替です。

例えば、1米ドルが100円の場合に1万ドルを手に入れたい場合に必要な日本円は100万円になります。
※100円×1万ドル=100万円

そして、100万円を支払って1万ドルを手に入れる(1万ドルと100万円を交換する)ことが為替の取引になります。今は、ここまで理解していれば問題ありません。
※証拠金取引については、4.証拠金で詳しく説明します。

2. 2wayプライス

2-1. 2wayプライスとは

2wayプライス(ツーウェイプライス)とは「2つの価格」という意味で、為替の価格表示は2つの価格を同時(一緒)に提示しますよ、という意味になります。

2つの価格とは何でしょうか。それは、「買値」と「売値」の2種類です。モノを買う際、私たちは提示されている1つの価格(買値=購入価格)で取引をしますが、為替の場合は「買値(買うことができる値段)」と「売値(売ることができる値段)」を提示します。

図を見ていただくと分かるように、向かって右側の値段の高い方がAsk(アスクレート)といって私たちがある通貨を買う場合の価格になります。そして、左側の値段の安いほうがBid(ビッドレート)といって私たちが通貨を売る時に適用される価格になります。

2-2. 身近にもある2wayプライス

為替だけの話だとちょっと分かりづらいかもしれませんが、身近な例ですと、金券ショップや古本屋も同じです。どちらも「買取価格」と「販売価格」があって、私たちがモノを持ち込んだ場合は値段が安い買取価格で買い取られます(売ることができます)。また、私たちが購入する際は値段が高い販売価格で購入することができます。

このように、為替と同じように2つの価格を提示して取引されているものも身近にありますので、為替が特殊な取引ではないことが分かります。

※2wayプライスについての詳細はこちらから

3. 取引単位

私たちの生活では、モノを買ったりする際に一定の単位が決まっているものがあります。例えば、下図のようにたまごは通常10個単位でパックに入っています。また、乾電池の場合、単三電池なら4本単位や10本単位で入っていたりします。

このように、何かを買ったり売ったりする場合に1つ単位ではなく、一定数量をまとめた単位で取引しているものは多いです。

3-1. FXの取引単位はどのような意味なのか

実はFXも一定のまとまった単位で取引されています。FXの場合、取扱い会社によって違うのですが、一番多いのは1万通貨単位です。1万通貨単位とは、1万ドルや1万ユーロといった単位で、1万円分という意味ではありません。下図を見てください。

外貨預金の場合、例えば10万円分のドルや、50万円分の豪ドルというように「○○円分の外貨」というように通貨と通貨の交換ができますが、FXの場合はそうではなく、ドル円で1万通貨といえば、それは1万ドル分の取引を意味します。また、ユーロ円で1万通貨といえば、それは1万ユーロ分の取引を意味するのです。通貨ペアで「○○/△△」なら左側の「○○」の数量(例えば1万通貨分)と覚えてください。なお、1万通貨単位以外では、1,000通貨単位で取引できる会社や、中には1通貨単位(1ドル、2ドル)で取引できる会社もあります。

3-2. 取引単位と差損益の関係(1万ドルの取引で1円動くといくらの差損益?)

上記3-1.ではFXの取引では単位があることを学びました。では、1万通貨の取引を行った場合、どれ位の為替変動でどれ位の差損益(利益や損失)が発生するのでしょうか。下図を見てください。

これは、1ドルが100.00円のときに1万ドルを買った後の例です。例えば、100.00円で買ったドルがその後101.00円まで値上がり(1円の値上がり)したので101.00円で決済(売る)すると、その際の差損益は10,000円の利益になります(※1)。また、100.00円で買ったドルがその後99.00円まで値下がり(1円の値下がり)してしまったので99.00円で決済(売る)すると、その際の差損益は10,000円の損失になります(※2)。

※1 1万円の利益(=(101.00円-100.00円)×1万ドル=+10,000円)
※2 1万円の損失(=(99.00円-100.00円)×1万ドル=-10,000円)

このように、1万通貨の取引ならば±1円の値動きで差損益も±1万円になります。また、1,000通貨の取引ならば±1円の値動きで差損益も±1,000円になります。

4. 証拠金

証拠金と聞くと、何だか怪しいものと感じる方もいるかもしれませんが、実は資金効率を考えたときには、非常に便利な仕組みでありますので、是非ここで理解してください。

4-1. 証拠金取引とは

まず、証拠金とはFXを取引する際に取引会社に対して預ける保証金のことをいいます。仮に、1ドルが100.00円のときに1万ドルの取引をしようとしたら、100万円(=100.00円×1万ドル)の資金が必要となります。

このように、本来は100万円の資金が必要になりますが、一部の資金(保証金)を預けることによって、100万円よりもずっと少ない資金(=保証金=証拠金)で100万円分の取引ができてしまうのが証拠金取引といいます。

4-2. 一体どれ位の証拠金を預ければいいのか

上記4-1.で本来よりも少ない資金(証拠金)で同じ取引ができることを伝えました。では、一体どれ位の証拠金を預ければいいのでしょうか。

それは、本来必要な資金の4%分となります。4%というのは日本の協会(金融先物取引業協会)が規定で4%以上と決めているのでほとんどの会社は4%分としているます。

4-2-1. 1ドルが100.00円のときに1万ドルの取引をする場合の証拠金は?

1ドルが100.00円のときに1万ドルの取引をする場合、本来必要な資金は100万円(=100.00円×1万ドル)になります。したがって100万円の4%は4万円になりますので、投資資金として最低4万円あれば100万円分の取引ができてしまいます。

4-2-2. 1ドルが120.00円のときに1万ドルの取引をする場合の証拠金は?

1ドルが120.00円のときに1万ドルの取引をする場合、本来必要な資金は120万円(=120.00円×1万ドル)になります。したがって120万円の4%は4.8万円になりますので、投資資金として最低4.8万円あれば120万円分の取引ができてしまいます。
このように、同じ1万ドルの取引でも取引時の為替の価格によって証拠金額は違ってきます。

4-2-3. 1ユーロが140.00円のときに1万ユーロの取引をする場合の証拠金は?

これもドルの場合と考え方は同じです。
1ユーロが140.00円のときに1万ユーロの取引をする場合、本来必要な資金は140万円(=140.00円×1万ユーロ)になります。したがって140万円の4%は5.6万円になりますので、投資資金として最低5.6万円あれば140万円分の取引ができてしまいます。
このように、通貨がドルからユーロに変わっても考え方や計算方法は変わりません。そして、本来必要な資金よりも少ない資金(証拠金)で取引できるので、この考え方をてこの原理からレバレッジと言ったりもします。なお、レバレッジでいう場合は、4%なら25倍(=1÷4%)となります。

※他の証拠金の計算問題はこちら

4-3. 少ない資金で取引すると利益も少なくるの?

これまで、FX取引は本来必要となる資金よりも少ない(4%分)資金で同じ取引ができることを学びました。では、資金が少なくなったことから、取引の結果も少なくなってしまうのでしょうか。

答えは、少ない資金である証拠金取引で取引しても「差損益は同じ」になります。投資資金100万円を使って1万ドルの取引をしても、証拠金取引で4万円の資金で100万円分の取引をしても3-2.で学んだように利益や損失はどちらも同じになります。

このように、FXは資金効率が非常にいい取引となっていますので、それを上手く使わない手はないのです。

5. ロスカット

では、最後の項目である「ロスカット」についてです。
これまで、FXは証拠金取引のルールによって、本来必要な資金よりも少ない証拠金で取引ができることを学びました。でも、何の制限もない無条件で証拠金取引ができるのでしょうか。

答えは「ノー」なのでできません。一定の制限があります。ここではその制限を学びます。

5-1. ロスカットとは何か

ロスカットとは、FX取引によって損失額がFX取引口座内の資金に対して一定の割合を超えた場合、自動的にすべての取引を決済(反対売買)してしまうルールのことをいいます。

これだけの説明ではちょっと難しいので、もう少し詳しく説明します。
例として、1ドルが100.00円のときに1万ドルの取引をする場合で見てみます。

まず、外貨預金の場合は投資資金として100万円が必要となります。その後、100.00円で買ったドルが10円値下がりして90.00円になると、円にした場ときの価値は90万円まで下がってしまいますが、1万ドルとい状態はそのまま変わりません。また、仮に90.00円まで値下がったとしても、当初より100万円を支払っているので、その後ドルがいくらにまで値下がりしようと、それは円評価したときの価値が下がるだけでそのままドルを持っていることは可能です。

では、FXの場合はどうでしょうか。FXは、証拠金といって本来必要な資金の4%分の投資資金で取引が可能です。そのため、仮に投資資金を10万円にして1万ドルの取引をすると、10万円のうち証拠金として4万円を使ってしまうため、残り(余剰金)は6万円になってしまいます。

ドルを買ってから思惑通りに101円、102円と値上がりしてくれれば問題はないのですが、思惑とは反対に値下がりしてしまった場合はどうなってしまうのでしょうか。下図を見てください。

3-2.で学んだように、1万ドルの取引ならば買った価格より1円値下がりすれば1万円の損失となります。また、2円値下がりすれば2万円の損失、そして6円値下がりすれば6万円の損失になってしまうので、その時点で余剰金である6万円がなくなってしまいます。仮にこのまま値下がりが止まらなかったら、用意した投資資金以上のマイナスになってしまうこともあるため、それを食い止めるために多くのFX会社では、この余剰金がなくなった時点で持っている通貨(ポジションといいます)をすべて強制的に決済してしまい、一旦取引を停止させます。これをロスカットといいます。

5-2. なぜロスカットのルールがあるのか

では、なぜロスカットのルールがあるのでしょうか。それは、上記でも少し書きましたが、投資資金以上のマイナスが発生してしまうと、追加証拠金といって投資家は不足した証拠金を入金しなければなりません。しかしこれは投資家にとっても大きな負担となります。また、FX会社にとっても、もしこの不足金を投資家から入金してもらえない場合は自社の損失になってしまうため、リスク軽減からもロスカットのルールを採用しているのです。

※相場状況次第では不足金が発生する場合もあります。
絶対に不足金が発生しない仕組みではありませんので注意してください。

5-3. ロスカットになるとどうなるのか

為替の取引が土日を除く24時間取引されている以上、ロスカットも同じように土日を除く24時間いつでも執行されてしまいます。仮に寝ている間にロスカットとなる価格まで損失が膨らんだ場合、持っているポジションはすべて強制的に決済されてしまいます。

また、リアルタイムで計算しますので、ある瞬間だけロスカットになる価格になったとしても、その瞬間にロスカットとなってしまいます。仮に、その後価格がロスカットとはならないところまで戻っても、ロスカットを免れることはできません。

あくまでも投資資金以上のマイナスを出さないための方法として理解してください。そして、このロスカットのルールがあるおかげで本来よりも少ない資金で取引ができるのです。

※ロスカットについての詳細はこちら

6. まとめ

これまで最低限知っておいてほしいFXの仕組みを4つに絞って学んできました。どれも非常に重要な項目ですので、ここに記載されていることが理解できるまで取引はせず、きちんと理解できるまで何度も読んでください。

この記事を書いている人 - WRITER -
FXでなかなか勝てない人を勝てるようにするFXトレーダー育成の専門家です。誰でもトレードで負けるのには原因があります。多くの人はその原因に気づかないので勝てるようにならないだけです。そんな気づきをお伝えするのが得意です。
詳しいプロフィールはこちら
 

Copyright© FXの悩みを解決するためのブログ , 2017 All Rights Reserved.