2017/10/11

銀行間取引市場(インターバンク市場)を理解する5つのコツ

 

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FXでなかなか勝てない人を勝てるようにするFXトレーダー育成の専門家です。誰でもトレードで負けるのには原因があります。多くの人はその原因に気づかないので勝てるようにならないだけです。そんな気づきをお伝えするのが得意です。
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FX取引をしていると「インターバンク市場」という言葉を耳にします。為替では基本的なことですが、きちんと説明できる方は多くないです。ここではインターバンク市場について押さえておくべきポイントをご紹介しますが、ここで述べていることを理解していれば十分ですので、しっかり学びましょう。

1. インターバンク市場(銀行間取引市場)とは

インターバンク市場とは、日本語では「銀行間取引市場」とも言って、銀行を中心とした金融機関だけが参加して、外国為替や短期金融等の取引を行っている市場のことをいいます。市場といっても築地市場や中央卸売市場といった「場所」をいうのではなく、参加している金融機関がそれぞれお互いにネット回線や電話回線を使って取引している「集合体」を意味しています。なので「銀行間取引市場(インターバンク市場)」という言い方をしています。

銀行間取引市場(インターバンク市場)

1-1. 外国為替

上記では、外国為替や短期金融等の取引が行われているところが銀行間取引市場(インターバンク市場)といいました。ここでは、その中の「外国為替」について学んでいきます。

FXを勉強し始めると必ず「インターバンク市場」という言葉が出てきますが、このインターバンク市場こそが、銀行間取引市場(インターバンク市場)の外国為替取引になります。

インターバンク市場(為替の場合)

こんな感じでたくさんの世界中の各金融機関がそれぞれ互いにネット回線や電話回線でつながっていて、24時間眠らずに為替の取引を行っています。

1-2. 短期金融

インターバンク市場(銀行間取引市場)といえば「為替取引」しか行っていないと思っている方は多いですが、実はそうではなく為替以外に「短期金融」も取引されています。

短期金融とは簡単にいうと「お金の貸し借り(資金貸借)」のことで、1年以内に返済する(短期)の資金貸借の取引のことです。

なぜ金融機関同士で資金の貸し借りがあるのか、についてですが、これは金融機関が日中に様々な取引を行った結果、金融機関によっては資金が余ったり、不足したりといった過不足金が発生します。その際、不足が発生した金融機関に対して、余剰資金がある金融機関が短期で返済することを条件に融通(貸付ける)するのが「短期金融」です。

ちなみに、短期金融でのメインは「無担保コール翌日物」でこれは、無担保で借りて、翌日には完済する取引です。FX取引ではスワップポイント(スワップ金利)が発生しますが、その受取額や支払額の計算に使うのが無担保コール翌日物のレートになります。その意味ではFXを取引する私たちにとって無関係ではないですね。

2. インターバンク市場(銀行間取引市場)は相対取引

ここまでは「銀行間取引市場(インターバンク市場)とは」ということについて学んできましたが、ここからはもう少しだけ踏み込んでみたいと思います。

2-1. 相対取引(あいたいとりひき)とは

相対取引は「あいたいとりひき」と読みます。「そうたいとりひき」ではありませんので注意してください。

それでは本題です。相対取引とは何でしょうか。それは「1対1の取引」のことで、お互い(取引当事者)がよければそれで取引が成立する、ということです。「その内容で構わない」「(法律に違反しない範囲で)その契約でいいですよ」「Aという物は10万円にしましょう」等々、これらはすべてどこかが決めた価格で取引していないので(1対1で自由に決めているので)相対取引になります。

2-1-1. 相対取引ということは

相対取引が何なのか、ということが分かったところで「相対取引ということはどういうことなのか」について学びます。

相対取引が「1対1の取引」のことで、お互い(取引当事者)がよければそれで取引が成立するものなので、為替の取引も当事者間で納得していれば取引は成立してしまいます。

インターバンク市場の各金融機関はそれぞれ為替レート(取引価格)を2wayプライスで提示していますが、この為替レートはある瞬間を見た場合、各金融機関によって差が生じる場合があります。これはスーパーの大根の値段が、スーパーによって違うことがあるのと同じ仕組みです。各スーパーで値段が違っても顧客が「それでいい」となれば取引が成立するのと同じです。扱っているのが大根か通貨なのかの違いだけで、インターバンク市場もスーパーも相対取引というところでは同じです。

2-1-2. 店頭FXとは何か

「店頭FX」とは何なのか、ということですが私が初めて「店頭」と聞いたときは「店先」ということをイメージしてしまって、「店先のFX?」ということでサッパリ意味が分かりませんでした。私のように思ってしまって混乱している人も実は多いのが現状なので、ここからちゃんと理解していきましょう。

まず、「店頭FX」を理解するうえで重要なことが上記で勉強した「相対取引」です。相対取引とは「1対1の取引でお互いが了解すれば成り立つ契約」ということを学びました。店頭FXも相対取引なのでイメージとしては下記のような感じです。

FXで相対取引を契約することで

イメージとしてはFX会社があって、そのFX会社が「FX取引ができる場所と環境を提供」している状況です。顧客(あなた)はFX会社と契約(口座開設)することによって、各FX会社が提供している場所と環境(取引システム等)でFXが取引できる場所を得て、取引した際にはコストを支払いますよ、ということになることです。

相対取引の仕組み

大事なことは、上図にもあるように相対取引ですから、あくまでも各顧客(あなた)と各FX会社の個別の契約であるので、別のFX会社は関係ないということです。価格やサービスが違ってもそれは関係ないということですね。それが「相対取引」ということになります。

2-2. 取引所取引とは

店頭FXに対となるのが「取引所FX」になります。取引所FXとは取引所で取引するFX(取引所取引のFX)のことで「くりっく365」がそれにあたります。

取引所取引とは、株の取引の際に東京証券取引所とか、大阪証券取引所というように取引価格は「取引所が決めている」ので、どこの証券会社で取引しようと取引価格が変わることはありません。

取引所FXも「東京金融取引所」という取引所がFXで取引する価格を決めており、くりっく365を取り扱う各会社によって取引価格が変わるということは発生しません。どの会社で取引しても同じ価格で取引できます。

ただ、仕組みとしては取引所取引のFXでも、取引価格の形成は注文の需給関係で決めているのではなく、あくまでも「インターバンク市場(銀行間取引市場)」の複数の金融機関から価格を得て、そこからくりっく365の取引価格を形成しています。

2-3. 店頭FXと取引所FXはどちらがいいのか

ここまで「店頭FX」と「取引所FX」について理解しましたが、結局のところどちらで取引するのがいいのでしょうか。ここでちょっと比較してみます。

取引価格:どちらも仕入れ先がインターバンク市場なので大差はない

店頭FX 取引所FX
取引価格 どちらも仕入れ先がインターバンク市場なので大差はない
スプレッド 各会社によって違いはあるが、「店頭FX」と「取引所FX」による違いはない
スワップポイント 受取価格<支払価格 受取価格=支払価格
取引システム 会社によって違いがあるので好みの問題

こうやって比較してみると、取引所FXのほうがスワップポイントは買いからでも売りからでも同値(1本値)であることから、普段から売りから仕掛けることが多い人なら取引所fxのほうが有利かな、と思います。ただ、それ以外に大きな差はないのであとは取引システムの好みの問題となりますね。

3. まとめ

これまでインターバンク市場や店頭FX、取引所FXについて学んできましたが、結局のところはそれを知らなくても取引に影響がある内容ではありません。しかし、仕組みとして知ってる、知らないでは大きな差がありますので、ここできちんと理解して取引してください。

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