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あなたは間違っている!FX口座開設で確認すべき2つの優先事項

FXで投資を行う場合、FXを取扱っている証券会社等で口座を開設する必要があります。そのFX口座を開設する際、多くの方が優先して重要と思っていることと、プロから見て本当に重要ことに大きなズレが生じているのが多々見受けられます。

あなたもFXの口座開設の際に、スプレッドやスワップポイントといった実は二の次、三の次のことをいろいろ比較して決めていませんか。

ここでは、プロから見た口座開設に本当に重要な事項をご紹介しますので、今後の参考にしてみてください。

目次

FX口座開設時に優先すべき事項はこの順

これからご紹介する優先事項の順位は、FX口座を開設する際に法令(金融商品取引法37条の3)で定められている契約締結前交付書面(店頭外国為替証拠金取引説明書)に記載を義務付けられている位重要なことばかりです。

ちょっと難しいですが、法令を確認してみましょう。
※頭が痛くなる場合は飛ばしても構いません。

金融商品取引法37条の3
(契約締結前の書面の交付)
第三十七条の三  金融商品取引業者等は、金融商品取引契約を締結しようとするときは、内閣府令で定めるところにより、あらかじめ、顧客に対し、次に掲げる事項を記載した書面を交付しなければならない。ただし、投資者の保護に支障を生ずることがない場合として内閣府令で定める場合は、この限りでない。
一  当該金融商品取引業者等の商号、名称又は氏名及び住所
二  金融商品取引業者等である旨及び当該金融商品取引業者等の登録番号
三  当該金融商品取引契約の概要
四  手数料、報酬その他の当該金融商品取引契約に関して顧客が支払うべき対価に関する事項であつて内閣府令で定めるもの
五  顧客が行う金融商品取引行為について金利、通貨の価格、金融商品市場における相場その他の指標に係る変動により損失が生ずることとなるおそれがあるときは、その旨
六  前号の損失の額が顧客が預託すべき委託証拠金その他の保証金その他内閣府令で定めるものの額を上回るおそれがあるときは、その旨
七  前各号に掲げるもののほか、金融商品取引業の内容に関する事項であつて、顧客の判断に影響を及ぼすこととなる重要なものとして内閣府令で定める事項
2  第三十四条の二第四項の規定は、前項の規定による書面の交付について準用する。
3  金融商品取引業者等は、第二条第二項の規定により有価証券とみなされる同項各号に掲げる権利に係る金融商品取引契約の締結の勧誘(募集若しくは売出し又は募集若しくは売出しの取扱いであつて、政令で定めるものに限る。)を行う場合には、あらかじめ、当該金融商品取引契約に係る第一項の書面の内容を内閣総理大臣に届け出なければならない。ただし、投資者の保護に支障を生ずることがない場合として内閣府令で定める場合は、この限りでない。

それでは順に見ていきます。

金融商品取引業者(金商業者)であるかどうか

まず最初に確認すべき事項は、金融商品取引業者(金商業者)であるかどうかです。

FXが日本に導入された当時、金融商品としては画期的な商品でありました。しかし、FX導入初期の頃は法整備が遅れていたこともあって、誰でもFX取引に参入することができたため、悪質業者がたくさんあって社会現象になっていました。

※FXの悪質業者との戦いの歴史についてはFXの歴史とFX業界の変遷を知る6つのポイントを参照していください。

そのような中、徐々に法整備も整いFXを業として行うには、金融商品取引業の登録を受けなければならなくなりました。これにより、私たちは安心してFX取引が行えるようになったのです。

そのようなことで、FX口座開設時に確認すべきは金融商品取引業者かどうかで、その確認方法は下記のような商号(登録番号)を確認することです。

金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第〇〇〇号

※関東のところは地域によって近畿等いろいろと変わります。

このように、金融商品取引業者であることが何よりも重要でありますので、必ず確認するようにしてください。

海外の金融機関は大丈夫なのか

金融商品取引業者として登録している会社は、日本に本店がある会社とは限りません。FXは取り扱っていませんが、海外に本店があるドイツ証券やシティグループ、JPモルガン等々の会社もあります。このような金融機関もちゃんと登録番号が付与されていますので、FXを始める際には同じく登録番号を確認すればいいですね。

参考
ドイツ銀行 関東財務局長(金商)第117号
シティグループ  関東財務局長(金商)第130号
JPモルガン 関東財務局長(金商)第82号

海外でFX口座を開設する場合はどうか

日本ではなく海外でFX口座を開設する場合、その会社は金融商品取引業者の登録を受けていないと思ったほうがいいです。登録を受けていない場合はもちろん日本の法令は適用されません。そのため、例えば残金を出金しようとしても対応してもらえなかったり、会社自体がいきなり倒産しても一切保護はされません。何か問題があってもすべて自分で解決しなければならないのです。

したがって、そのような大きなリスクがあることを承知の上で、取引するかどうかを決めてください。私は個人的にお薦めしていません。

カバー取引の相手方にどのような金融機関があるのか

2つめに重要なことはカバー先についてです。カバー先とは、カバー取引の相手方の金融機関のことで、FX会社が為替レートを取得したり、取引の相手方となる金融会社のことです。

※カバー先の詳細はFXのカバー先って何?それは分かりやすくいうとこんな感じを参照してください。

FX口座を開設する際は、このカバー先が非常に重要になってきます。というよりは、カバー先自体よりカバー先の数が重要になってきます。

なぜカバー先の数が重要なのか

なぜ、カバー先自体よりもその数が重要なのでしょうか。それは、私たちが取引している為替レートはFX会社がカバー先から取得した為替レートをベースにしているからです。

カバー先の数が多ければ多いほどたくさんの金融機関から為替レートを取得することができます。ということは、私たちにとってもそれだけスプレッドが狭い有利な為替レートで取引することが可能になるのです。

カバー先の数が多いことが重要なもうひとつの理由

カバー先の数が多いことが重要なもうひとつの理由としては、FX会社の資本(資金力)のバロメータになっているからです。

FX会社としては、可能な限り有利な取引を行うためにも、より多くのカバー先と取引できた方がいいのであります。しかし、私たちがFX会社とFX取引を行うために証拠金を入金しなければならないのと同じように、FX会社も各カバー先に証拠金を予め入金しておかなければなりません。

ということは、それだけ資金力が豊富でなければ数多くのカバー先と契約することすらできませんので、カバー先が多いということはそのFX会社の資本力を意味するバロメータになるのです。

カバー先の数が多いことが重要な最たる理由

ここまで、カバー先の数が多いことの重要な理由を2つ挙げてきましたが、最後に一番重要な理由を挙げます。

それは、様々なリスクによって私たちがFX取引ができなくなるのを防ぐためです。

例えば、自然災害やテロのようなカントリーリスクにより、FX会社がカバー先から為替レートを取得できなくなると、私たちもFX取引ができなくなってしまいます。

2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロの際、私も為替業務に従事していました。

このとき、アメリカの金融機関はあのような惨事からすべての取引が全面ストップとなっていました。そのため、アメリカの金融機関としかカバー取引契約をしていなかったFX会社は為替レートを取得することができず、同じように取引が全面ストップしてしまいました。

結局、そのようなFX会社と取引していた個人トレーダーは、新規建玉はもとより決済すらもできない状況に陥り、多くの人がロスカットになってしまったのです。

反面、当時私がいた証券会社はFXのカバー先としてアメリカの金融機関以外にも、ヨーロッパ等の複数の金融機関とカバー取引契約をしていました。

そのため、アメリカの金融機関(カバー先)からは為替レートが取得できなくても、ヨーロッパ等のカバー先より為替レートを取得することができたので、お客様もFX取引を継続して行うことができました。

このようなリスクは、カントリーリスク以外にも倒産リスクやシステム障害リスク等々、たくさん考えられます。

したがって、どのようなことが突然起こるか分からない現在においては、そのリスクを可能な限り軽減するためにも、カバー先が多いFX会社と取引することが重要なのであります。

カバー先はどこで確認することができるのか

これまでカバー先の重要性をご紹介してきましたが、そのカバー先はいったいどこで確認することができるのでしょうか。

それは契約締結前交付書面(もしくは、「店頭外国為替証拠金取引説明書」)で確認することができます。

契約締結前交付書面とは、法令上、ユーザーが重要事項を確認するために口座開設をする前に必ず交付しなければならない書面のことです。

現在、ほとんどの口座開設はオンライン上(ネット)で行いますので、この契約締結前交付書面もネットで確認することができます。

ほとんどのFX会社は口座開設の際、関連する確認書面をPDFで見れるようにしていますので、その中に契約締結前交付書面があります。

その契約締結前交付書面を見ると、最初のほうに太文字「店頭外国為替証拠金取引のリスク等重要事項について」とタイトルがあって、その下に囲み線で囲んである中の中盤に契約しているカバー先がその国の監督官庁とともに必ず表記されていますので、そこで確認をすることができます。

金商業者とカバー先以外の事項はどうなのか?

ここまで、FX口座開設時に本当に重要な2つのことをご紹介してきました。でも、あなたは他の事項はどうなの?といった疑問があるはずですので、その他の事項のポイントを簡単にご紹介しておきますね。

トレード環境に関係する事項

入出金サービス

入出金サービスとは、私たちがFX会社に入金する際のサービスと、FX会社から私たちの銀行口座へ出金する際のサービスのことですが、これらもポイントがあります。

入金の場合

通常の入金は、銀行の営業時間内に振込を行って、FX会社にて入金が確認できた時点でFX口座に残高が反映されるようになっています。

しかし、ネット環境が整ってきている現在、いちいち銀行の窓口に行かなくてもネット入金にて振込ができれば相当楽に入金できますね。

ということで、ネット入金に対応しているかどうかは重要なことであります。

さらに、ネット入金ができても、銀行の営業時間内のネット入金分だけ反映されるものと、即時入金というサービスに対応しているものがあります。

通常のネット入金の場合は、15:00以降の入金分はFX会社が確認できないため、FX口座に反映されるのは翌営業日になってしまいます。これですと、早く入金したい場合には対応できません。

それが、即時入金というサービスに対応している場合、基本的に24時間いつ入金しても即FX口座に送金分が反映されます。これならいつでも入金できますので、24時間取引可能なFXではかなり重要なサービスのひとつといえます。

出金の場合

出金の場合のポイントとしては、出金依頼日から何営業日目に出金されるか、ということが挙げられます。

多くの場合は「2営業日後」ですが、中には「4営業日後」もあります。大きな違いはないですが、気になる方は確認をしておいた方がいいですね。

モバイルの対応

今どき、FXのネット環境でモバイルに対応していないなんてことは皆無でありますが、一応使いやすさのことも含めて事前確認はしておいたほうがいいですね。

Macに対応しているか

以前はほとんどのFX会社のネット環境では、Macに対応はしていませんでした。Windowsユーザーの場合は関係ない話ですが、Macユーザーにとっては重要なことですので、必ず事前に確認しておいてください。そうでないと、口座は開設したけど取引自体できない、なってことになりかねませんので。

手数料に関する事項

ここからは、手数料に関する事項についてです。

取引単位

取引単位については、多くのFX会社は10,000通貨単位での取引となっています。ただ最近は1,000通貨単位で取引できる会社も増えてきていますので、最初は少額で取引してみたい、という方や、10,000通貨の建玉後に5,000通貨だけ決済したいという取引を行う場合は1,000通貨単位を取扱っている会社がいいですね。

スプレッド

スプレッドとは、取引する際の為替レートの売値と買値の差のことをいいます。このスプレッドは私たちの手数料相当分になるので重要事項ではあるのですが、各社それほど大きな差はありませんので、一日に数十回から数百回の取引を行うスキャルピング取引を行わない限りはあまり気にしなくてもいいです。

※スプレッドに関する詳細はFXのスプレッド(Spread)で知っておくべき8つのことを参照してください。

サービス面に関する事項

デモトレードができるのか

ネット取引を行ううえで、どのような取引システムでトレードができるか、ということは非常に重要なことであります。その取引システムを口座を開設する前に確認できるサービスがデモトレードであります。

本番と同じ取引レートと環境で、仮想資金で売買を行うのがデモトレードでありますので、このサービスの有無は事前に確認するようにしましょう。

為替情報提供サービス

各FX会社の取引システムでは、それぞれ為替やトレードに関するニュース等の情報配信を行っています。ただ、今どき取引システムからだけの情報で取引している方は少ないですし、ネットをつなげればもっとだくさんの情報を手に入れることができますので、このサービスはあまり重要ではないです。

取引通貨ペア数

トレードをはじめた最初の頃は、どのような通貨ペアの取引ができるのかといろいろと確認してしまいがちです。しかし、百数十という数の通貨ペアから実際にトレードするのを探すのは非常にしんどい作業ですので、メジャーな20通貨ペアあたりが取引できれば問題ありません。

流動性の観点からも、メジャー通貨ペアに絞ったほうが取引しやすいです。

スワップポイント

スワップポイントを口座開設の判断材料にしている方は非常に多いです。

しかし、利益にしろ損失にしろ、スワップポイントよりも価格差から発生する差損益(キャピタルゲイン)のほうがはるかに大きいです。

そのため、金利収入をメインとしたキャリートレードを行う以外は、このスワップポイントは無視してもいいレベルという認識が必要です。

ということで、スワップポイントはあくまでオマケというものであります。

トレール注文が可能か

ある程度の含み益が発生してくると、価格変動に合わせて決済注文の価格を自動的にズラしてくれるトレール注文はないよりはあったほうがいいですね。

まとめ

FXの口座を開設する際に本当に優先すべき重要事項を2つご紹介しました。なぜ、金融商品取引業者(金商業者)であるかどうかと、カバー先の数の2つが重要なのでしょうか。

それは、そのFX会社の信用力のバロメータになるからです。何事も信用があってはじめて成り立っていますので、その信用力がない会社に資産を預けることはできません。

この機会に何が重要であるかを知って、正しい選択ができるようになってください。

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この記事を書いた人

株式会社トレードタイム代表取締役(2011年設立)

米国在住時にシカゴ、ニューヨークの市場を見学したした際、金融に興味を持ち、大学卒業後、国内と海外市場の取次業社にてコモディティ、為替取次の業務を行う。

その後、FXを日本で初めてFX事業を展開したひまわり証券に入社。
FX事業部の立ち上げ、自己売買ディーリング業務、投資助言業の資格を得て日経225先物、オプション取引の助言業務やセミナー講師等を務めた後、2011年に独立。


現在はFX、株式、日経225先物、FX、個別株オプション等の自己トレード行っている(1日のトレード回数は平均数回~10回程)、また個人投資家向けのセミナーも多数開催中。

セミナーの受講者は述べ39万人を超え、証券、FX会社でのセミナー講師、売買コンテンツ提供も行っている。
トレード本、FX情報誌やYahoo! ファイナンス等への執筆も多数。

コンテンツ(セミナー講師)の提供先会社は、株式会社外為どっとコム、サクソバンク証券株式会社、ワイジェイFX株式会社、株式会社FXトレード・フィナンシャル、ひまわり証券等々、30社以上(順不同,敬称略)。

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