こんにちは。よろしくお願いいたします。
さてドル円の下落がまだ継続していますね。
気になるところは、今後どうなっていくのか?ということと思います。
今回は、トレードを行っていくうえで何をポイントとして見ていけばいいのか、チャートを見ながら確認していきます。
ということで、今後のドル円相場のポイントを一緒に見て行きましょう。
今後のトレード方針
まず先に結論からお伝えしますね。
今後のドル円のトレード方針は、日足チャートをベースにした場合は、原則として、
110.00円を上抜かない限りは売り継続
です。
原則としたということは、例外もあります。例外については下記でお伝えします。
まずは、下図を見てください。
これは、ドル円の日足チャートです。
こうして見てみると、ずっと下落が継続しているのが見て分かりますね。
このように、
- 現在も下落している最中であり
- 反転上昇を示唆する動きもないことから
売り方針は継続ということです。
また、110.00円を上抜かない限りというのは、
ひとつの目安である3分の1程度以上の反転がない場合、その流れは継続していると判断することができるので、その3分の1程度にあたる109.83円レベルのすぐ上にあって大台でもある110.00円を上抜かない限り、という判断です。
したがって、日足ベースでドル円相場を見る限りは、110.00円を上抜かない限り、という条件で売り継続していきたいです。
ドル円トレードの例外
ここでは、売り方針に対する例外的なトレード方針をお伝えします。
それは、
107.00円の手前で買い、107.00円をしっかりと割り込まなければ買い継続
ということです。
理由としては、現在のドル円を週足チャートで見ると、107.30円から114.80円レベルのレンジ相場(ボックス相場)になっているからです。
このレンジ下限にあたる107.30円の下の107.00円を割り込まなければ、レンジ相場が継続している限り、再度の反転上昇となる可能性があるからです。
ドル円の相場状況
先にトレード方針をお伝えしましたが、現在のドル円相場の状況はどうなっているのでしょうか。
日足を見ると下落が継続していますが、例えば月足(つきあし=ローソク足1本が1ヶ月間の値動きを示すチャート)で見てみると、下図のようになります。
これがドル円の月足チャートです。
こうして見てみると、青○で囲んでいるように107.00円レベルでは過去に上値を抑えられたり、下値として支えられたりしていることがわかりますね。
その上で、さらに下である100.00円も過去には何度もありました。
こうして見てもらえれば、107.00円レベルで支えれていれば反転余地はありますが、反対にしっかりと割り込んでしまうと大きな流れでは100.00円位までは目標値として浮上してもおかしくないことが判断できますね。
ということで、すでにドル円は大きく下落してはいるのですが、大きな流れから見てみると、実はまだまだ下があるんだよ、ということがわかります。
トレードに関する考え方
普段トレードをしていると、どうしても目先の値動きだけに注目してしまい、大きな流れを見落としてしまうことがあります。
相場は上下変動を繰り返しながら、大きな流れで上昇したり、下落したりしています。大きな上昇トレンドの中にも、小さな下落は何度もあり、反対に大きな下落相場の中にも小さな上昇は何度もあるのです。
したがって、トレードしている時間軸のチャートだけを見るのではなく、より大きな時間軸のチャートを見て行くことも大切です。
例えば、普段は1時間足チャートでトレードしている場合は、4時間足や日足を見ることは、現在の値位置や流れを確認するためにも非常に重要です。
なお、チャートを見るときは時間軸の大きなチャートから見るようにしましょう。
今回は、日足→月足の順に見てしまっていますが、本来は月足→週足→日足の順で見て行くのが正解です。
なぜなら、先に森を見てから木を見て行った方が、現在状況を把握しやすいからです。
以上、是非試してみてください。