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FXで勝てない場合どの時間軸の足を選べばいいか知っていますか?

トレードを始めたばかりの頃は、数あるチャートの中でも日足ではなく1時間足や5分足、1分足を使ってのデイトレードやスキャルピングトレードをおこなう人が多いです。あなたもそうではないですか?

初心者の方でも、このような短い時間軸でのチャートで勝っている人も中にはいます。

しかし、どんどん変化していくチャートを前に何をしたらいいのかよく分からずにトレードをしてしまい、結果負けてしまっている人も多いですよね。

そんなことで、ここでは「どのチャートの」「どの足の種類を選べばいいのか」迷っている方へその答えをご紹介します。

目次

初心者はまず日足と4時間足からトレードした方がいい

結論から先にいうと、初心者の場合は悩んでいたら「日足や4時間足で取引すること」をお勧めします。

大きな理由はひとつは、相場の方向性がある程度継続するからです。

初心者の多くは向き不向きに関わらず、一日でトレードを終了させるデイトレードや、日に何度も取引を繰り返すスキャルピングを行って利益を取ろうとします。

おそらく短い時間軸である1時間足や10分足、そして1分足等を使った方が取引チャンスが増えると思っているのが原因だと思います。

しかし、刻一刻と変化する相場において、特に短い時間軸である「5分足」や「10分足」そして「1時間足」を使っても、どんどん変化していく相場状況についていけなくなってしまいのが落ちです。

したがって、初心者にデイトレードやスキャルピングはやっぱりお勧めできません。

初心者に日足と4時間足のトレードを薦める他の理由

上記で、初心者はまず日足と4時間足からトレードした方がいい大きな理由として、「判断時間に余裕が生まれるから」を紹介しましたが、実はまだあります。それは、

・長い時間軸のほうが情報量が多い

・負ける回数を減らせる

です。以下、詳しく見てみましょう。

チャートは長い時間軸のほうが情報量が多い

チャートは、長い時間軸のほうが情報量が多いです。当たり前といえば当たり前ですが、それに気づいている人はどこまでいるでしょうか。

1分足のチャートは、足1本がわずか1分間の情報しかなく、それが仮に200本のチャートとなってもわずか200分(3時間20分)分の情報に過ぎません。

これは、単に過去3時間20分の値動きはこうでした、という情報だけで相場の流れをつかむのには全然足りない情報です。

これが1時間足なら200時間分の情報になりますが、でもこれもわずか8日分の情報しかないので、流れをつかむには情報量は足りないですね。

次に、4時間足ならどうでしょうか。4時間足なら200本のチャートなら800時間分の情報量ですので、これなら33日分と1か月分の情報を網羅します。これなら流れをつかむことは可能かと思います。

なお、そもそもの話ですが、日足や4時間足で勝てないのに、それをデイトレードやスキャルピングなら勝てるようになると思う思考が誤りであります。

日足や4時間足なら負ける回数を減らせる

次の理由は、「日足や4時間足なら負ける回数を減らせる」です。

多くの初心者の方は、取引回数が多い方が勝てるチャンスも多くなると勘違いしていますが、それは間違いです。

下手な鉄砲も数打ちゃ当たるはトレードにおいては当てはまりません。何度打っても下手な鉄砲では確率が50%でも当たらないのです。

仮に50%以上の確率で当てられたとしても、リスク管理が間違っていればトータルではマイナスになってしまいます。

これはすべての初心者が該当するわけではないですが、多くの場合、数を打ったところでトータルで勝つことは難しいです。

最初のうちで大事なことは、勝つための取引を目指すのではなく、あくまでも負けない(大きなマイナスを出さない)ための取引を目指すことです。

そのためにも、安易に何度も取引を繰り返すのではなく、情報量が多い日足や4時間足を使って、一日に1-2回以内のトレードで終わらせた方がいいです。

日足と4時間足以外は役に立たないのか?

これまで、初心者の人は日足や4時間足で取引した方がいいということを説明してきました。では、日足や4時間足以外は役に立たないのか、ということです。

答えは、違います。役に立ちますです。

例えば「週足」は大きな相場の流れをつかむためにも、週に一度は確認しておきたいチャートです。また1時間足なら、4時間足で取引する場合のストップ(損失を限定させるための逆指値)で使用したりできます。

なお、日足で取引する場合は4時間足をストップをどこにするかの判断に使ったほうがいいですね。

例えば日足と4時間足の方向性が逆の場合はどうするのか?

最後に注意点をお伝えしておきます。
おそらく、日足と4時間足でトレードをはじめると、最初にぶつかる疑問は、「日足は上昇(下落)しているのに4時間足は下落(上昇)している」ではないでしょうか。

もし、このような疑問にぶつかった場合は時間軸の長い方に従ってください
なぜなら、時間軸の長い方のチャートの一部を切り取ったのが短い時間軸のチャートだからです。

下図を見てください。

このチャートは4時間足のチャートです。ここの赤○を見ると上昇しているように見えますよね。しかし、同じ時間帯でも時間軸を長くして見ると下図のようになります。

このチャートは上記チャートを日足にして見たものです。

短い時間軸の4時間足では上昇していたように見えた赤○の部分が、長い時間軸の日足では同じ日時の時間帯であっても赤○のように大きな下落相場の中の単なる戻りの上昇部分であることが分かります。

このように、相場を見るときは目先の短いところだけを確認するのではなく、鳥の目のように大きな視点で見ることが重要です。

したがって、もし短い時間軸のチャートと長い時間軸のチャートの流れが逆方向の場合は、長い時間軸を優先させてください。

もちろん、長い時間軸の流れを把握したうえで、短い時間軸を使った短期での勝負なら問題ありません。

まとめ

なかなか相場で勝てない場合に、デイトレードやスキャルピングのようなどんどん変化していく相場でトレードし、無駄な売買につながる取引はやめましょう

そして、チャートも1分足や5分足、1時間足のチャートではなく、日足や4時間足を使って、ある程度方向感が継続しているトレードを試してみましょう

もし、短い時間軸と長い時間軸のチャートの流れが逆の場合は、同じ流れになるのを待つか、待てない場合は長い時間軸を優先させましょう

これだけでも結果は違ってきますので、なかなか勝てない方は一度試してください。

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この記事を書いた人

株式会社トレードタイム代表取締役(2011年設立)

米国在住時にシカゴ、ニューヨークの市場を見学したした際、金融に興味を持ち、大学卒業後、国内と海外市場の取次業社にてコモディティ、為替取次の業務を行う。

その後、FXを日本で初めてFX事業を展開したひまわり証券に入社。
FX事業部の立ち上げ、自己売買ディーリング業務、投資助言業の資格を得て日経225先物、オプション取引の助言業務やセミナー講師等を務めた後、2011年に独立。


現在はFX、株式、日経225先物、FX、個別株オプション等の自己トレード行っている(1日のトレード回数は平均数回~10回程)、また個人投資家向けのセミナーも多数開催中。

セミナーの受講者は述べ39万人を超え、証券、FX会社でのセミナー講師、売買コンテンツ提供も行っている。
トレード本、FX情報誌やYahoo! ファイナンス等への執筆も多数。

コンテンツ(セミナー講師)の提供先会社は、株式会社外為どっとコム、サクソバンク証券株式会社、ワイジェイFX株式会社、株式会社FXトレード・フィナンシャル、ひまわり証券等々、30社以上(順不同,敬称略)。

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