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【FXのチャート】週足と日足、4時間足、それぞれのメリットとデメリットはなに?

私は普段のトレードで使用しているチャートは、週足、日足、4時間足だけであります。

これで十分事足りているのですが、当然万能という訳ではなく、各足にはメリットもあればデメリットもあります。

ここでは、それぞれの足チャートのメリットデメリットのご紹介だけではなく、実際にどのように使い分けているのかまでご案内したいと思います。

それでは、よろしくお願いいたします。

目次

週足チャートのメリットとデメリット

週足というのは、チャートの中の1本のローソク足が1週間の値動きを表していることをいいます。

1週間分の始値、高値、安値、終値を1本のローソク足で表示しているんですね。

週足チャートを使う場合のメリット

この週足を使った場合のメリットは、

大きな相場の流れを知ることができる

ということです。

相場は日々上下しながら推移していますが、目先の細かい動きに左右されるのではなく、大きな流れとして上昇しているのか、もしくは下落しているのか、ということを知ることができます。

これは、週足よりも時間軸が短い日足等を使ってトレードする場合でも、大きな流れを捉えるだけで、無駄なトレードを回避することができるので、大切なメリットです。

では、デメリットはなんでしょうか。

週足チャートを使う場合のデメリット

週足を使った場合のデメリットは、

トレードにはあまり向いていない

ということが挙げられます。

週足を使ったチャートは、ひとつの画面で数年分の相場状況を知ることができます。

ただ反面、細かい動きは捉えられないので、長期保有するスタンスで投資する場合を除きどこで買って、どこで売る、といった判断材料には向いていないといえます。

あくまでも流れを汲み取るまでの材料として使うのがいいですね。

週足チャートを使う場合の結論

長期的なスタンスでの取引には向いているが、短期や中期的なスタンスでの取引には向いていないので、大きな流れをつかむために使うのがいいということがいえます。

日足チャートのメリットとデメリット

日足というのは、1本のローソク足が1日の値動きを表しているものです。

この日足は数あるローソク足の種類の中でも、最も重要な足といっても過言ではありません。特に、日足の中でも終値は重要であります。

なぜなら、一日という時間軸の中で価格が推移しながら、結局のところどこに落ち着いたのか(いくらで終了したのか)というのは、その後の価格形成を占ううえで無視できない材料であるからです。

日足チャートを使う場合のメリット

日足を使う場合のメリットは、なんといっても

1日の値動きが1本のローソク足で把握できる

ということです。

日足なんだから、そんなの当たり前だろ!なんて言われそうですが、数ある種類のローソク足の中で、結局一日の間でいくらで始まって高値がいくらで、安値はどこまであって、最終的にいくらで終わったの、というローソク足は日足しかありません。

その意味でも一番重要なチャートといっても過言ではありません。

そのうえで、日足を使うメリットとしては、時間足と違って頻繁に方向感が変化するということはないですので、ある程度のトレード方針を継続できることが挙げられます。

頻繁に方向性が変わって、その都度損切りを余儀なくされるよりは、振り回されずにトレードに集中することができます。

日足チャートを使う場合のデメリット

では、日足を使う場合のデメリットは何でしょうか。それは、

日足をメインとしてトレードを行う場合、損切りの値幅を時間足よりは大きく見ないといけない

ということになります。

日足のメリットである「頻繁に方向性が変わらない」ということは、裏返せばそれだけリスクを取らないと「安易にあっち行ったり、こっち行ったりしてはいけないよ」ということでもあるのです。

なお、この問題については取引量を小さくすることで回避できますので安心してください。

日足チャートを使う場合の結論

トレードで使うかどうかは別にして、余程のスキャルピング取引をしない限りは日足の確認は取引上絶対必要と思ってください。

そのうえで、日足を使ってトレードをする場合は、損切りする際の値幅リスクをどのように回避するかが問題です。

ただ、これについては取引量を小さくすることで解決することができます。

※例えば、同じ50pipsという値幅でも取引量を半分に減らせば損切り額も半分に減らすことができます。

4時間足チャートのメリットとデメリット

4時間足というのは、時間足の種類のひとつで1本のローソク足で4時間分の値動きを表しているものです。

簡単にいうと、1時間足4本分を1本にまとめたものですが、どこで区切るかについては0:00-4:00、4:00-8:00、8:00-12:00、12:00-16:00、16:00-20:00、20:00-24:00(=0:00)といった区分けが一般的です。

4時間足チャートを使う場合のメリット

4時間足を使う場合のメリットは、

1日の値動きを6分割してありますので、ある程度の細かい変動を把握できる

点にあります。

その日のうちにエントリーから決済まで行ってしまうデイトレードであれば、1時間足あたりをメインに使うことが多いですが、細か過ぎない日足の補完的意味の時間足として使うメリットはあります。

特に、日に何度もチャートを確認できないサラリーマンの方や主婦の方々にとっては、どんどん変化していく1時間足や分足を使うよりも、ある程度ゆっくりと相場を見たい場合に活躍するチャートになります。

4時間足チャートを使う場合のデメリット

4時間足は日足を補完する形で使用することもできますが、やはりデメリットもあります。それは、当然ですが

日足と比較すると相場の方向性が頻繁に変わる

ということです。

当たり前ですが、チャートの流れはどの時間軸で見るかによって判断は全然違います。日足では上昇傾向で推移していても、4時間足では下落相場中ということもよくあることです。

相場は細かい動きを繰り返しながら、ひとつずつ大きなベクトルを形成していきます。

例えば、10分足が上昇を継続することで1時間足も上昇相場になっていき、1時間足が上昇を継続していくことで4時間足も上昇していく、ということで、その上もしかりです。

そして、例えば日足で上昇していても、そのときには1時間足ではすでに新たな下落相場が始まっているといるということもよくあります。だからこそ、足の種類によって方向性が違うこともあるのです。

小さい波がだんだん大きくなっていくプロセスと同じですが、大きな波ができている中で、別な新たな波が発生していく、ということもよくあるのです。

その意味で、時間軸が短い足はそれだけ頻繁に相場の流れ(方向性)が変わりやすい環境にある、ということで、それを利用してスキャルピングやデイトレードをすることができる反面、それがデメリットになることもあるのです。

4時間足チャートを使う場合の結論

4時間足を使う場合の結論としては、日足を使うのはちょっと時間軸が大きすぎるけど、一日中相場を見ながらデイトレードやスキャルピングまではできないという方にとっては使いやすいチャートになります。

昔はあまり使う人はいませんでしたが、現在は見ている方も多くなってきているチャートです。

まとめ

今回は、週足、日足、4時間足のそれぞれのチャートのメリットとデメリットをご紹介しました。

チャートは一見しただけでは違いが分からないですが、その特性を知って

「この足を使えば勝てる」ということではなく、それぞれのメリットとデメリットを知ったうえで、ライフスタイルやトレードスタイルに合ったチャートを選んでトレードすることが大切です。

そのために、今回ご紹介したことが活かしていただければうれしいです。是非、お役立てください。

FXで勝てない場合どの時間軸の足を選べばいいか知っていますか?

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この記事を書いた人

株式会社トレードタイム代表取締役(2011年設立)

米国在住時にシカゴ、ニューヨークの市場を見学したした際、金融に興味を持ち、大学卒業後、国内と海外市場の取次業社にてコモディティ、為替取次の業務を行う。

その後、FXを日本で初めてFX事業を展開したひまわり証券に入社。
FX事業部の立ち上げ、自己売買ディーリング業務、投資助言業の資格を得て日経225先物、オプション取引の助言業務やセミナー講師等を務めた後、2011年に独立。


現在はFX、株式、日経225先物、FX、個別株オプション等の自己トレード行っている(1日のトレード回数は平均数回~10回程)、また個人投資家向けのセミナーも多数開催中。

セミナーの受講者は述べ39万人を超え、証券、FX会社でのセミナー講師、売買コンテンツ提供も行っている。
トレード本、FX情報誌やYahoo! ファイナンス等への執筆も多数。

コンテンツ(セミナー講師)の提供先会社は、株式会社外為どっとコム、サクソバンク証券株式会社、ワイジェイFX株式会社、株式会社FXトレード・フィナンシャル、ひまわり証券等々、30社以上(順不同,敬称略)。

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