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エントリーも決済もチャンスを逃さない!FXで勝つために使う2つの組合せ発注方法

FXで発注する際の注文方法には、成行注文や指値注文といった単一で使う方法もありますが、実はそれだけではありません。

注文方法の中には、ポジションを持つためのエントリーから、利益を確定する決済までをひとつの注文で行う組合せ注文もあり、これが非常に便利なのです。

また、便利だけではなくて「チャンスを逃さない」といった秀逸な機能をもっていますので、これを使わない手はありません。

あなたがもし、FXで組合せ注文を使ったことがない場合、非常にもったいない機会損失をしていますので、是非ここでしっかり学んでできるようになってください。

それだけ、利益を取るチャンスが増えますよ。

目次

イフダン注文とは?どれだけ便利?

イフダン注文とは?

最初に学ぶのは「イフダン注文」です。イフダン注文は「IFD」と言ったりもします。意味はこうです。

イフダン注文(IFD)とは、英語う表記では「If Done Order」のことで「If=もし」「Done=約定=注文が成立すること」したら、という意味の注文のことです。
具体的には、第一次、第二次の2つの注文を同時に発注して、第一次の注文が約定したら、第二次の注文が発注される、という注文方法です。

これだけだとちょっと難しいですね。

カンタンにいうと、「新規エントリー+決済」の注文をひとつの注文として一緒に設定してしまう注文方法のことです。

具体例を挙げて確認してみましょう。

例えば、ドル円の現在値が110.00円の場合、「今後もう少し下がった108.00円になったら買って、その後110.00円まで上昇したら利益を確定したい」と思っているとします。

この場合、通常であれば

  1. 108.00円の買い指値を注文
  2. 実際に108.00円で買えたら、その後110.00円の売り指値を注文

という二段階の方法を取らなければなりません。

ただ、この方法ですと最初の注文の108.00円で買えたとしても、それに気付かずにいると、いつ2番目の注文を発注していいのか分かりません。ずっと相場を見ているわけにはいきませんからね。

これが、イフダン注文なら「新規エントリー+決済」の注文ですので、一度の注文でエントリーと決済を一緒に発注し、その後は自動的に決済を行うことができるのです。これを使わないのは非常にもったいないです。

イフダン注文で一次注文よりも二次注文の価格が先に到達したらどうなるの?

イフダン注文は、一度に2つの注文を設定しますが、先に二次注文の価格に到達してしまった場合はどうなるのでしょうか。

具体例としてはこういう場合です。

現在値が105.00円のときに、イフダン注文で100.00円になったら買うという第一次注文、その後103.00円になったら利食い決済する第二次注文を発注したとします。

発注後、相場は思ったとおりに下落していきましたが、当然ながらドル円の価格は100円になる前に103円を通過しなくてはなりません。

この場合、先に第二次注文の103.00円の売りが成立してしまうことはないのでしょうか。という疑問です。

答えとしては、

先に第二次注文が成立することはありません。

なぜなら、第二次注文は第一次注文が成立しないと有効にはならないからです。

ということで、この疑問は解決ですね。

イフダン注文のもうひとつの使い方

上記では、イフダン注文の使い方として「第一次注文である新規エントリーと、第二次注文の利食い決済」の方法をご紹介しました。

実は、イフダン注文の場合、この方法よりも重要な使い方があるのです。

それは、

一次注文で新規エントリーを発注し、二次注文ではストップ(損切り)の注文を設定する

ということです。

なぜ、このような新規エントリーとストップ(損切り)の組合せ注文が重要なのでしょうか。

それは、成行注文でポジションを持たない限り、いつポジションを持てるかわからないからです。

もし寝ている間に新規買い注文が約定して買いポジションを持てた場合、そのまま気付かずに寝ていて、相場が大きく下落してしまったら、大きなマイナスを抱えてしまうことになりますし、状況次第ではロスカットになってしまうこともあるからです。

したがって、ポジションを持った場合は最初に損切の設定も一緒に行っておいて、あらかじめ損失を限定させておくことが非常に重要なのです。

では、「新規エントリー+損切り」のイフダン注文の具体例を見てみましょう。

例えば、現在値が102.00円のドル円で、今後100.00円まで下がれば買いポジションを持ち、その後もし99.00円まで下落してしまったら損切りして損失を限定した場合。

この場合、第一次注文で100.00円の新規買い指値注文を設定し、次に第二次注文として、99.00円の逆指値の売り決済注文を設定すればいいです。

このように、あらかじめ設定しておけばいきなり大きな損をすることもありませんので、あなたにも必ず設定しておくことをおススメします。

イフダンオーシーオー注文とは?こんなに便利だよ!

これまでは、イフダン注文という「新規エントリー+利食い決済」もしくは、「新規エントリー+損切り決済」の組合せ注文をご紹介しました。

では、次にもっと便利な組合せ注文をご紹介します。

それは、イフダンオーシーオー注文です。

イフダンオーシーオー注文は、IFOといったりイフダンOCOと言ったりもします。どういう注文方法かといいますと、

イフダンオーシーオー注文とは、イフダン注文の第二次注文をオーシーオー注文で設定する組合せ注文のことです。

なお、オーシーオー注文というのは、

同時に2つの注文を設定し、どちらかが約定すると、残りのもうひとつの注文は自動的にキャンセルとなる注文のことです。

このオーシーオー注文をイフダン注文の決済に使ったのがイフダンオーシーオー注文になるのです。

カンタンにいうと、「新規エントリー+決済(利食いor損切り)」の注文をひとつの注文として一緒に設定してしまう注文方法のことです。

では、具体的に見ていきましょう。

例えば、ドル円の現在値が102.00円で、今後100.00円で買いポジションを持って、その後、102.00円まで上昇すれば利食いしたいけど、反対に99.00円まで下落してしまったら、損失を抑えて確定させてしまいたい場合です。

この場合、

  • 第一次注文で、100.00円の新規買い指値と、
  • 第二次注文で、102.00円の決済の売り指値と99.00円の決済の売り逆指値

を2つ一緒に設定します。

このようなイフダンオーシーオー注文を設定することで、今後100.00円になれば自動的に買いポジションを持つことができます。
そして、さらにその後は先に102.00円になれば、3円分の利食いを自動的に決済することができ、反対に99.00円が先であれば2円分の損切りをして、損失を限定することができるのです。

このように、イフダンオーシーオー注文を使うことで、寝ている間も自動的に新規エントリーだけでなく、利食いと損切りの決済まで自動的に行うことができるのです。

なお、ここでひとつ疑問点を解消しておきましょう。

それは、一度設定した注文の内容はその後変更することができるかどうか?です。

一度設定した注文の内容はその後変更することができる?

答えはこうです。

その注文が約定(=成立)しない限り、何度でも変更することは可能です。

したがって、一度設定した注文でも、その後相場状況が変わって違う内容にしたい場合でも、その注文が約定していなければいつでも自由に変更することはできます。

まとめ

今回は、FX取引を行ううえで非常に便利な組合せ注文を2つご紹介しました。

このイフダン注文とイフダンオーシーオー注文の2つを使いこなすことができれば、利益のチャンスを逃さないだけでなく、大きな損失を回避することができます。

中でも、

新規エントリー+損切りのイフダン注文は重要です。

これを基本に、利食いも一緒にしたい場合はイフダンオーシーオー注文にするという方法で行えばいいですね。

あなたも、この組合せ注文を使えるようになって、是非とも勝ちトレーダーの仲間入りをしてください。

なお、もっと基本的な指値注文や逆指値注文についてくわしく知りたい場合はこれをご覧ください。

FXの指値・逆指値ってなに?成行注文は?いつ、どんなときに使えば勝てるの?

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この記事を書いた人

株式会社トレードタイム代表取締役(2011年設立)

米国在住時にシカゴ、ニューヨークの市場を見学したした際、金融に興味を持ち、大学卒業後、国内と海外市場の取次業社にてコモディティ、為替取次の業務を行う。

その後、FXを日本で初めてFX事業を展開したひまわり証券に入社。
FX事業部の立ち上げ、自己売買ディーリング業務、投資助言業の資格を得て日経225先物、オプション取引の助言業務やセミナー講師等を務めた後、2011年に独立。


現在はFX、株式、日経225先物、FX、個別株オプション等の自己トレード行っている(1日のトレード回数は平均数回~10回程)、また個人投資家向けのセミナーも多数開催中。

セミナーの受講者は述べ39万人を超え、証券、FX会社でのセミナー講師、売買コンテンツ提供も行っている。
トレード本、FX情報誌やYahoo! ファイナンス等への執筆も多数。

コンテンツ(セミナー講師)の提供先会社は、株式会社外為どっとコム、サクソバンク証券株式会社、ワイジェイFX株式会社、株式会社FXトレード・フィナンシャル、ひまわり証券等々、30社以上(順不同,敬称略)。

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