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FXを10万円で始めて、初心者なら月にどれだけ稼げる?【タイプ別比較】

FXをはじめる場合、最初の投資資金をいくらにするかは多くの人が悩むところであります。

投資資金の問題は人それぞれであります。人によっては1,000円程度ではじめる方もいれば、中にはいきなり数千万円を使って取引する人もいます。

私もFXに携わるようになって約20年になり、たくさんの個人トレーダーを見てきました。ここ10年位で見ると、おそらく一番多いケースは10万円からはじめる方だと思います。

ということで、ここではFX初心者が10万円を投資資金としてはじめた場合、いったい月にどれ位稼ぐことができるのか?初心者におすすめのトレードタイプ別でご紹介したいと思います。

それでは一緒に見て行きましょう。

目次

1日に1~数回トレードを行うデイトレードタイプ

デイトレードとは?

最初に見るのは「1日に1~数回トレードを行うデイトレードタイプ」からです。

デイトレードとは、建ち玉(ポジションを持つこと)から決済して差損益を確定することを1日の間に行ってしまうトレードをいいます。

簡単にいうと、ポジションを持ったらプラスだろうがマイナスだろうが、その日のうちに決済を行って差損益を決めてしまうのがデイトレードです。

ポジションを持ちこさないのでスワップポイントも発生しません。

しかし、土日に急な何かが発生しても、月曜日に値段が大きく乖離(価格差が離れること)する心配がないことがメリットになります。

このようにデイトレードはリスク管理のうえからも優れたトレード方法です。デメリットとしては、大きなトレンドに乗れないこと位ですね。

1日に1~数回トレードを行うデイトレードを行った場合、どれ位稼げるか?

まずは、条件の確認から行いますね。

■投資資金は冒頭のように10万円です。

■トレード回数は1日に1回以上を想定して2回(40回/月)にします。

■取引量はポジションを持ち越しませんので1回あたり2万通貨。

■勝率は平均的に50%(20勝20敗/月)。

■リスクリワードは2.0(損切り1:利食い2=20pips:40pips)にしてみます。

※リスクリワードについての詳細は下記をご覧ください。

■損切りしてるのに勝てないのはなぜ?損切り貧乏を克服する2つの方法

条件が揃ったところで、具体的に見て行きましょう。

取引量が2万通貨ですから、仮にドル円の取引で2万ドルとします。

そして、月に40回で勝率が50%ですから、それを計算すると

20勝: 2万ドル×40pips×20勝=16万円

20敗: 2万ドル×20pips×20敗=-8万円

結果として、

16万円-8万円=8万円 の利益

ということになります。

10万円の投資資金でも、上記のような条件でトレードを行うことができれば、投資資金に近い月額8万円もの利益を稼ぐことができるのです。

では、条件のリスクリワードをもっと小さい1.5(損切り1:利食い1.5=20pips:30pips)にしてみます。

この場合、

20勝: 2万ドル×30pips×20勝=12万円

20敗: 2万ドル×20pips×20敗=-8万円

結果として、

12万円-8万円=4万円 の利益

ということになります。

この内容でも月に4万円の利益ですから、凄いことですね。

1日に1回、もしくは数日に1回程度のトレードを行うスイングタイプ

次にスイングトレードで行った場合です。

スイングトレードとは?

スイングトレードとは、保有したポジションを数日から1-2週間位の期間を継続していくトレード方法です。

数日間はポジションを保有しますので、損切り額はデイトレードよりも大きくなりますが、利食いも大きくなるのが特徴です。スワップポイントもポジションを保有している分発生しますね。

1日に1回、もしくは数日に1回程度のスイングトレードを行った場合、どれ位稼げるか?

こちらもまずは、条件の確認から行います。

■投資資金は冒頭のように10万円です。

■トレード回数は投資資金の関係上、決済をしないと次のポジションを持てないので、週に1.5回(6回/月)を想定します。

■取引量はポジションを持ち越しますので1回あたり1万通貨。

■勝率は平均的に50%(3勝3敗/月)。

■リスクリワードは3.0(損切り1:利食い3=50pips:150pips)にしてみます。

では、条件が揃いましたので、具体的に見て行きましょう。

取引量が1万通貨ですから、仮にドル円の取引で1万ドルとします。

そして、月に6回で勝率が50%ですから、それを計算すると

3勝: 1万ドル×150pips×3勝=4.5万円

3敗: 1万ドル×50pips×3敗=-1.5万円

結果として、

4.5万円-1.5万円=3万円 の利益

ということになります。

3万円ということだけを見ると少なく感じるかもしれませんが、投資資金が10万円ですから年利にすると360%ですからスゴイ数字です。

では、デイトレードと同じく条件のリスクリワードをもっと小さい2.0(損切り1:利食い2=50pips:100pips)にしてみます。

この場合、

3勝: 1万ドル×100pips×3勝=3万円

3敗: 1万ドル×50pips×3敗=-1.5万円

結果として、

3万円-1.5万円=1.5万円 の利益

ということになります。

これでも年間18万円(=年利180%)ですから十分な利益と思います。

まとめ

今回は初心者の方に向いているトレード方法であるデイトレードとスイングトレードについて、投資資金を10万円で設定して計算してみました。

結果だけを見ると「デイトレードのほうが稼げるんではないか」と思うかもしれませんが、そこは自分自身の生活スタイルに合わせた方法で行うのが大切です。

これで、投資資金と目標利益のイメージができるかと思いますので、無理のない投資を心掛けて進んでいただければと思います。

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この記事を書いた人

株式会社トレードタイム代表取締役(2011年設立)

米国在住時にシカゴ、ニューヨークの市場を見学したした際、金融に興味を持ち、大学卒業後、国内と海外市場の取次業社にてコモディティ、為替取次の業務を行う。

その後、FXを日本で初めてFX事業を展開したひまわり証券に入社。
FX事業部の立ち上げ、自己売買ディーリング業務、投資助言業の資格を得て日経225先物、オプション取引の助言業務やセミナー講師等を務めた後、2011年に独立。


現在はFX、株式、日経225先物、FX、個別株オプション等の自己トレード行っている(1日のトレード回数は平均数回~10回程)、また個人投資家向けのセミナーも多数開催中。

セミナーの受講者は述べ39万人を超え、証券、FX会社でのセミナー講師、売買コンテンツ提供も行っている。
トレード本、FX情報誌やYahoo! ファイナンス等への執筆も多数。

コンテンツ(セミナー講師)の提供先会社は、株式会社外為どっとコム、サクソバンク証券株式会社、ワイジェイFX株式会社、株式会社FXトレード・フィナンシャル、ひまわり証券等々、30社以上(順不同,敬称略)。

~トレード情報提供サイト、コンテンツ提供企業(順不同,敬称略)~
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