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FX初心者がトレードで勝つために必要な通貨ペアの3つの正しい選び方

FXでトレードできる通貨ペアは、取扱い数が多い会社の場合、100種類以上となっています。

これだけの種類の通貨ペアがあると、一体どの通貨で取引をはじめればいいのか、特に初心者のうちは迷ってしまいます。

そこで今回は、FX初心者がどのような基準で通貨ペアを選べば、トレードで勝ちやすくなるのか、その正しい選び方を3つご紹介します。

勝ちトレーダーは、通貨ペアの選択もちゃんと理由をもって行っています。是非あなたもそれができるようになって勝率を上げてください。

目次

そもそも通貨ペアとは?

通貨ペアの選択方法をご紹介する前に、そもそも通貨ペアとは何なのでしょうか。

まずは、基本のキである通貨ペアの意味から確認しますね。

通貨ペアとは、2種類の通貨の組合せのことをいいます。世界にはたくさんの種類の通貨があります。私たちは自国の通貨はそのまま自国内で使用することができますが、他国の通貨を使用する場合は、自国通貨やすでに持っている他国通貨と交換してから使用する必要があります。

その通貨と通貨を交換する際に、「どの通貨と」「どの通貨を」「交換するのか」という意味の表記の方法が通貨ペアになるのです。

例えば、日本円と米ドルを交換する際は「ドル/円」という通貨ペアになりますし、日本円とユーロを交換する際は「ユーロ/円」という表記になります。

「ドル/円」の場合、左側のドルのことを「取引通貨」といい、右側の円のことを「決済通貨」といいます。そういったことから、通貨ペアの表記の意味は、ドル/円であれば「1ドルが何円か」という意味で、為替レートが120円ならば1ドルが120円ですよ、というになります。

また、ユーロ/円であれば「1ユーロが何円か」ですので、為替レートが130円ならば1ユーロが130円です、という意味になります。

それでは、ここからはFX初心者がトレードで勝つために必要な通貨ペアの正しい選び方を3つご紹介していきます。

1. 取引量が多いメジャーな通貨ペアを選ぶ

はじめは、取引量が多いメジャーな通貨ペアを選ぶになります。

メジャー通貨とは、主要通貨ともいわれている取引量や取引参加者が多い通貨のことをいいます。

取引量が多いことを「流動性がある」と言ったりしますが、米ドルやユーロ、英ポンドやスイスフラン、日本円等々がメジャー通貨になります。

これら、メジャー通貨を選択することのメリットは、流動性が高いためにちょっとしたことで大きな値動きが発生することはあまりなく、比較的安定的に推移しやすい、ということが挙げられます。

つまり、乱高下に振り回されにくいことから、初心者には取引しやすいということが言えるのです。

因みに、国際決済銀行(BIS)が発表している2016年の世界中のグローバル市場における取引量が多い通貨ペアは下記のようになります。

※下記、2016年、2013年ともに単位は10億米ドルで、取引量は1日平均となります。

こうやって見てみると、全取引の中の約4分の1にあたる23%を「ユーロ/ドル」が占めています。その次はなんと18%の「ドル/円」なんですね。2位のドル円でも、わずか1日平均で9,020億ドル(1ドル=100円計算でも約90兆円)もの取引があるのです。株式の比ではないですね。

では、2013年ではどうでしょうか。

これを見ると、順位は2016年と同じで、1位が24%のユーロ/ドルで、2位が18%のドル/円となっています。また、同じく2位のドル円でも、わずか1日平均で9,800億ドル(1ドル=100円計算でも約98兆円)もの取引があるのが分かります。

では、日本国内ではどうなのでしょうか。

下記表は、日本の金融先物取引業協会が公開している資料で、2017年11月の1ヵ月分の取引量の合計です。単位は100万円です。

こうして見てみると、1位のドル円が1ヶ月間で日本円にして約255兆円もの取引がなされていることが分かります。2位のポンド円でも約28兆円です。

因みに、前月である2017年10月はどうでしょうか。

こうして見てみると、上位の通貨ペアの順位はほとんど変わらないのが分かりますね。初心者の方は、これら上位のメジャーな通貨ペアを選択することが大切です。

2. 円が決済通貨の通貨ペアを選ぶ

次の正しい選択方法としては、円が決済通貨の通貨ペアを選ぶを挙げられます。

冒頭でも申し上げましたが、通貨ペアの見方としては決済通貨が「円」のほうが計算がしやすいので、ドル/円やクロス円と言われている決済通貨が円の通貨ペアを選んだ方がいいです。

例えば、同じユーロの取引であっても、「ユーロ/ドル」で1.1340ドルで買って、1.1390ドルで決済した場合の利益がいくらになるのか、初心者には慣れるまでに少し時間がかかります。

これが「ユーロ/円」ならば、130.40円で買って130.90円で決済すれば0.5円(=50銭=50pips)の利益であることはすぐに計算ができます。

こういったことから、最初にFX取引に慣れるためにも決済通貨が円であることは重要なことになります。

3. 自身のトレードスタイルに合った通貨ペアを選ぶ

最後の正しい選択方法は、自身のトレードスタイルに合った通貨ペアを選ぶということです。

トレードスタイルには、スワップポイントをメインに狙うキャリートレードや、ポジションを次の日に持ち越さないデイトレード、また日に何度もトレードを繰り返していくスキャルピング等があったりします。

トレードスタイルにも違いがあるように、通貨ペアにも特徴がありますので、自身のスタイルに合った通貨ペアを選択することが非常に重要になります。

例えば、価格差を取っていくトレードがメインなら、ボラティリティが高い(価格変動が大きい)ポンドドルやドルスイスフラン等を選んだりします。

また、スキャルピングトレードならスプレッドが狭いドル円やユーロドルがメインになりますし、スワップポイントで狙うなら、南アフリカランド円やトルコリラ円を選んだりもします。

そして、なんといっても情報量や信用性といった点からからドル円やユーロ円を選択するということもありですし、流動性からユーロドルにするのもありですね。

私の場合は・・

最後に、私はどうしているかというと基本的には以下の5通貨ペアを確認しながらトレードしています。

ドル円、ユーロ円、ユーロドル、ポンド円、豪ドル円です。

私の場合、スワップポイントは一切関係なく、受取りだろうが支払いだろうが、価格差による差益を狙って売買しています。また、上記でご紹介した以外に、相場の節目がしっかり出ている相場を一番にトレードをしています。

ということで、何をトレードすべきか悩んでいる場合、ご紹介した上記の方法で正しい通貨ペアの選択をして、勝てるトレードを行うようにしてください。

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この記事を書いた人

株式会社トレードタイム代表取締役(2011年設立)

米国在住時にシカゴ、ニューヨークの市場を見学したした際、金融に興味を持ち、大学卒業後、国内と海外市場の取次業社にてコモディティ、為替取次の業務を行う。

その後、FXを日本で初めてFX事業を展開したひまわり証券に入社。
FX事業部の立ち上げ、自己売買ディーリング業務、投資助言業の資格を得て日経225先物、オプション取引の助言業務やセミナー講師等を務めた後、2011年に独立。


現在はFX、株式、日経225先物、FX、個別株オプション等の自己トレード行っている(1日のトレード回数は平均数回~10回程)、また個人投資家向けのセミナーも多数開催中。

セミナーの受講者は述べ39万人を超え、証券、FX会社でのセミナー講師、売買コンテンツ提供も行っている。
トレード本、FX情報誌やYahoo! ファイナンス等への執筆も多数。

コンテンツ(セミナー講師)の提供先会社は、株式会社外為どっとコム、サクソバンク証券株式会社、ワイジェイFX株式会社、株式会社FXトレード・フィナンシャル、ひまわり証券等々、30社以上(順不同,敬称略)。

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