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チャートで見る相場の見方と考え方【2018年2月21日(水)】

こんにちは。よろしくお願いいたします。

さてドル円は105円台まで下落してから反転上昇しています。

ただこの上昇は、今後継続する上昇なのか、それとも単なる一時的なものなのか、気になるところです。

そこで今回は、現在の上昇を今後トレードを行っていくうえでどう見ていけばいいのか、そのポイントをチャートを見ながら確認していきます。

ということで、よろしくお願いいたします。

目次

ドル円の相場状況

まずは、ドル円のチャートから見てみましょう。

これは、ドル円の日足チャートです。

こうして見てみると、ドル円は先週、日々高値安値を切り下げる下落相場となりました。安値は105.55円レベルまで下げましたね。

一番安値をつけた日は週末の金曜日でした。しかし、この日だけが陽線で下ヒゲを伸ばしたことから、この安値がサポートとなって、週が明けた月曜日から反転している状況です。

では、この反転上昇をどう見ればいいのでしょうか。

それは、このチャートをみても分かるように、高値である113.75円位から105.55円まで下げた8円以上の値幅から考えると、現在までの2円程度の反発は

単なる「戻り」である

と判断できます。

なぜなら、それは、

「3分の1戻り」といわれているところで、フィボナッチでいう38.2%レベルであるからであります。

要は、これまでの下落分の3分の1位までの戻りは、単なる小さい反発であって、今後の上昇を示唆するものではない、ということです。

もちろん、これが相場判断のすべてではありませんが、ある程度の判断を行う目安にはなります。

ということで、ドル円は日足ベースで見る限り、現在の上昇は単なる戻りの範囲内であるということがいえます。

今後のトレード方針

今後のトレード方針としては、現在状況を踏まえて、

108.00円から108.70円位までの戻りであれば売り継続

で見ています。

108.00円というのは、ラインは引いていませんがこのレベルに相場の節目があることから、ここまでの戻りは少なくとも売り込んで行きたいと思います。

なお、下から2番目のラインは108.50円レベルですが、ここは下図の赤○で囲んでいるように、何度もサポートされている重要な節目であります。したがって、このサポートがレジスタンスに転化される可能性があることから、ここも売り込んで行きたいレベルです。

また、108.70円というのはフィボナッチでいう38.2%レベルであるからです。ちょうどで見る必要はありませんが、ある程度のレベルとして参考にすればいいですね。

トレードに関する考え方

今回は「3分の1戻り」ということをご紹介しました。

よく受けるご質問の中に、「3分の1戻るまで我慢したのに、その後も上昇していったら、我慢した分はもったいないのではないか?」という内容は多いです。

この質問に対する答えとしては、

結果としてさらに上昇が継続しただけ

ということをご紹介しています。

3分の1戻りが、戻りではなくその後も上昇を継続しているのは、あくまでも結果論であって、その前には分からないことなのです。

もっと早く判断できないのか?という質問もありますが、それは短い時間足のチャートから同じように見て行けばいいだけです。

但し、全部取ろうとすると全然取れなくなるのが相場でもありますので、あまり欲を出さないこともトレードでは大切です。

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この記事を書いた人

株式会社トレードタイム代表取締役(2011年設立)

米国在住時にシカゴ、ニューヨークの市場を見学したした際、金融に興味を持ち、大学卒業後、国内と海外市場の取次業社にてコモディティ、為替取次の業務を行う。

その後、FXを日本で初めてFX事業を展開したひまわり証券に入社。
FX事業部の立ち上げ、自己売買ディーリング業務、投資助言業の資格を得て日経225先物、オプション取引の助言業務やセミナー講師等を務めた後、2011年に独立。


現在はFX、株式、日経225先物、FX、個別株オプション等の自己トレード行っている(1日のトレード回数は平均数回~10回程)、また個人投資家向けのセミナーも多数開催中。

セミナーの受講者は述べ39万人を超え、証券、FX会社でのセミナー講師、売買コンテンツ提供も行っている。
トレード本、FX情報誌やYahoo! ファイナンス等への執筆も多数。

コンテンツ(セミナー講師)の提供先会社は、株式会社外為どっとコム、サクソバンク証券株式会社、ワイジェイFX株式会社、株式会社FXトレード・フィナンシャル、ひまわり証券等々、30社以上(順不同,敬称略)。

~トレード情報提供サイト、コンテンツ提供企業(順不同,敬称略)~
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