こんにちは。よろしくお願いいたします。
さてドル円ですが、105円台まで下落した後は大きな変化もない状況が続いてます。
相場ですから、このまま何も変化していかないということはないので、今後どのように変化していくか、トレードするうえで気になるところです。
そこで本日は、ドル円の現在状況を踏まえてチャート分析の2つのポイントを一緒に見ていきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
ドル円の現在状況の見方のポイントは2つ
まずは、ドル円の日足チャートを分析した場合に見えてくる2つのポイントをご紹介します。それは、
- レンジ相場になっている
- 高値安値は切り下がっている
の2つであります。
ではチャートを見てみましょう。
これは、ドル円の日足チャートです。
では、個別に見ていきましょう。
レンジ相場になっている場合のトレード
まずは「レンジ相場になっている」からです。
チャートを見ると、赤線で引いているように105.30円レベルから107.90円レベルで上下変動を繰り返しているレンジ相場(ボックス相場)となっています。
ドル円は、このようなレンジ相場を形成しやすい通貨ペアとなっています。
またレンジ相場はトレードもしやすいチャートパターンですので、初心者の方でもはじめやすいトレード手法です。
それでは、現在のドル円相場ではどのようにトレードをするのでしょうか。
具体的には、
105.30円レベルから107.90円レベルの間は逆張り
です。
くわしく説明すると、
相場が上から下に下がってきて、105.30円に近づいたら「ドル買い」を行い、反対に下から上に相場が上昇して107.90円に近づいたら「ドル売り」をする
という方法です。
レンジ相場というのは、それが継続している間はその価格帯の間で行ったり来たりを繰り返すパターンですから、その方法が有効になるのです。
なお、買いポジションを持ったあとに105.30円をしっかりと割り込んできたり、売りポジションを持ったあとに107.90円をしっかりと上抜いてきた場合には、きちんと損切りをして仕切り直しをすることが重要です。
相場は私たちではコントロールできません。
それだけに、自身でコントロールできるリスク管理をしっかりと行うことが大切なのです。
高値安値が切り下がっている場合のトレード
それでは、次のポイントを確認しましょう。
それは「高値安値が切り下がっている」ということです。
下のチャートを見てください。
これも先程見たドル円の日足チャートに赤線を引いただけのものです。
こうしてレンジ相場の中でももっと詳細に見てみると、赤線で引いたように高値安値が切り下がっているのがわかります。
ということは、下落相場が継続しているという判断ができますので、このような相場は「売り込んで行く相場」として見ていきます。
具体的なトレード方法としては、
107.70円や107.90円をしっかりと上抜かない限りは売り方針で進める
ということになります。
もちろん、売りを仕掛けた後に107.90円をしっかりと上抜いてくるようなことがあれば、それは高値の切り上げになりますので、そこで一旦損切りをします。
上昇相場は必ず高値安値を切り上げるという動きが伴います。
それだけに、高値を切り上げる動きというのは、上昇相場のひとつの初動でありますので、早めに損切りして損失を小さくすることが大切なんですね。
まとめ
以上、現在のドル円相場を日足チャートから見た分析で行いました。
「なんだ当たり前だ」と思う方もいるかもしれません。
でも、この基本的な当たり前のことができずに「トータルで損をしたり」「勝てなかったり」するトレーダーはたくさんいます。
基本を大切にしながら技術で勝てるトレーダーになってもらえれば、私も嬉しい限りです。