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チャートで見る相場の見方と考え方【2018年3月14日(水)】

こんにちは。よろしくお願いいたします。

さてドル円ですが、105円台まで下落した後は大きな変化もない状況が続いてます。

相場ですから、このまま何も変化していかないということはないので、今後どのように変化していくか、トレードするうえで気になるところです。

そこで本日は、ドル円の現在状況を踏まえてチャート分析の2つのポイントを一緒に見ていきたいと思います。

よろしくお願いいたします。

目次

ドル円の現在状況の見方のポイントは2つ

まずは、ドル円の日足チャートを分析した場合に見えてくる2つのポイントをご紹介します。それは、

  • レンジ相場になっている
  • 高値安値は切り下がっている

の2つであります。

ではチャートを見てみましょう。

これは、ドル円の日足チャートです。
では、個別に見ていきましょう。

レンジ相場になっている場合のトレード

まずは「レンジ相場になっている」からです。

チャートを見ると、赤線で引いているように105.30円レベルから107.90円レベルで上下変動を繰り返しているレンジ相場(ボックス相場)となっています。

ドル円は、このようなレンジ相場を形成しやすい通貨ペアとなっています。

またレンジ相場はトレードもしやすいチャートパターンですので、初心者の方でもはじめやすいトレード手法です。

それでは、現在のドル円相場ではどのようにトレードをするのでしょうか。

具体的には、

105.30円レベルから107.90円レベルの間は逆張り

です。
くわしく説明すると、

相場が上から下に下がってきて、105.30円に近づいたら「ドル買い」を行い、反対に下から上に相場が上昇して107.90円に近づいたら「ドル売り」をする

という方法です。

レンジ相場というのは、それが継続している間はその価格帯の間で行ったり来たりを繰り返すパターンですから、その方法が有効になるのです。

なお、買いポジションを持ったあとに105.30円をしっかりと割り込んできたり、売りポジションを持ったあとに107.90円をしっかりと上抜いてきた場合には、きちんと損切りをして仕切り直しをすることが重要です。

相場は私たちではコントロールできません。

それだけに、自身でコントロールできるリスク管理をしっかりと行うことが大切なのです。

高値安値が切り下がっている場合のトレード

それでは、次のポイントを確認しましょう。

それは「高値安値が切り下がっている」ということです。

下のチャートを見てください。

これも先程見たドル円の日足チャートに赤線を引いただけのものです。

こうしてレンジ相場の中でももっと詳細に見てみると、赤線で引いたように高値安値が切り下がっているのがわかります。

ということは、下落相場が継続しているという判断ができますので、このような相場は「売り込んで行く相場」として見ていきます。

具体的なトレード方法としては、

107.70円や107.90円をしっかりと上抜かない限りは売り方針で進める

ということになります。

もちろん、売りを仕掛けた後に107.90円をしっかりと上抜いてくるようなことがあれば、それは高値の切り上げになりますので、そこで一旦損切りをします。

上昇相場は必ず高値安値を切り上げるという動きが伴います。

それだけに、高値を切り上げる動きというのは、上昇相場のひとつの初動でありますので、早めに損切りして損失を小さくすることが大切なんですね。

まとめ

以上、現在のドル円相場を日足チャートから見た分析で行いました。

「なんだ当たり前だ」と思う方もいるかもしれません。

でも、この基本的な当たり前のことができずに「トータルで損をしたり」「勝てなかったり」するトレーダーはたくさんいます。

基本を大切にしながら技術で勝てるトレーダーになってもらえれば、私も嬉しい限りです。

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この記事を書いた人

株式会社トレードタイム代表取締役(2011年設立)

米国在住時にシカゴ、ニューヨークの市場を見学したした際、金融に興味を持ち、大学卒業後、国内と海外市場の取次業社にてコモディティ、為替取次の業務を行う。

その後、FXを日本で初めてFX事業を展開したひまわり証券に入社。
FX事業部の立ち上げ、自己売買ディーリング業務、投資助言業の資格を得て日経225先物、オプション取引の助言業務やセミナー講師等を務めた後、2011年に独立。


現在はFX、株式、日経225先物、FX、個別株オプション等の自己トレード行っている(1日のトレード回数は平均数回~10回程)、また個人投資家向けのセミナーも多数開催中。

セミナーの受講者は述べ39万人を超え、証券、FX会社でのセミナー講師、売買コンテンツ提供も行っている。
トレード本、FX情報誌やYahoo! ファイナンス等への執筆も多数。

コンテンツ(セミナー講師)の提供先会社は、株式会社外為どっとコム、サクソバンク証券株式会社、ワイジェイFX株式会社、株式会社FXトレード・フィナンシャル、ひまわり証券等々、30社以上(順不同,敬称略)。

~トレード情報提供サイト、コンテンツ提供企業(順不同,敬称略)~
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