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FX初心者がやってしまう3つの負けパターンを知って負の悪循環から抜け出す方法

勝ちトレーダーが100人いれば100とおりの勝ち方があるように、100人の負けトレーダーがいれば、100とおりの負け方があります。

でも、その負け方に注目すると、実は大きく3つの行動パターンに分けることができるのです。

そこで今回は、特にFX初心者がトレードで負けてしまう三大行動パターンをご紹介し、そのパターンを知ることで、負の悪循環から抜け出すことを目的に進めて行きたいと思います。

※「損切りできない」といった何かができない不作為の話ではなく、「やってしまう」作為(行動)の話です。

それでは、一緒に見て行きましょう。

目次

1. 逆張りのトレードを行っている

最初の負けパターンはこれ「逆張りのトレードを行っている」であります。

トレードには大きく「順張り」と「逆張り」という方法があります。順張りだから勝てるとか、逆張りだから負けるということはなく、逆張りの方法でも大勝しているトレーダーはたくさんいます。

ではなぜ多くの初心者は逆張りで負けてしまうのでしょうか。それをこれから解説していきます。

逆張りとは

まず、逆張りのトレード方法とはなんでしょうか。

逆張りとは、相場状況が下落している下落局面にあるとき、今後の上昇を期待して買いから始める売買方法のことです。

または、相場状況が上昇している上昇局面ときには、今後の下落を期待して売りから始める売買手法のことをいいます。

要は、トレンドといって相場の流れ(方向性)に逆らった逆の方向に向けてのトレードを行うことをいいます。

逆張り手法についての詳細は下記をご覧ください。

逆張りとはどんな投資手法なのか

なぜ初心者は逆張りで行ってしまうのか

逆張りとは、下落相場のときに買う、もしくは上昇相場のときに売るという手法ですが、ではなぜ多くの初心者はこの逆張りを行うのでしょうか。

それは、人が本来持っている本能のためなんですね。

人は同じモノを買うなら「可能な限り安く買いたい」という欲があります。あなたもそうですよね。あえて高く買う必要はないんですから。

それで、この欲求を相場にも当てはめてしまうのが逆張りの方法なんです。

「同じ買うなら可能な限り安く買いたい」「同じ売るなら可能な限り高く買いたい」この欲をトレードでも実行してしまっているのです。

そのため、逆張り手法でトレードを行う初心者が多いのです。

なぜ逆張りだと勝ちにくいのか

では、なぜ逆張りだと勝ちにくいのでしょうか。

それは、相場が下落しているときに「買う」、もしくは相場が上昇しているときに「売る」といった相場の流れに逆らうトレードを行うからです。

相場が下落から上昇に転じてから買うならまだしも、「もう上がるかもしれない」といった予想だけで下落中に買うことは自爆行為にほかなりません。

相場で大切なことは「安く買う」または「高く売る」ことではありません。

大切なことは、「ポジションを持った後に上がるのか下がるのか」なんですね。

下がっている途中ということは今後も下落する確率が高いのに、それを安くなっているから買うというのは「モノを購入」している行為と変わらないのです。

逆張り手法で勝っている人は「安いから買う」という発想ではなく、他に今後上がる材料があるから買っているだけです。そもそもの思考が違うんです。

この違いが不明なうちは逆張り手法を行っても勝てる見込みはかなり薄いです。

それでは逆張りではなく何をすればいいのか

多くのFX初心者が逆張り手法で勝てない、ということであれば、何を行うべきかはその反対である「順張り手法」であります。

順張りは相場の流れ(トレンド)に乗っていく方法ですから、初心者こそ順張り
手法で行ってみてください。

FXでいう順張りとはどんなトレード手法なのか?

2. ナンピン(難平)を行っている

あなたは難平(なんぴん)を知っていますか。このナンピンこそが2つめの負けパタンなのです。

言葉は知らなくても、初心者の多くが行ってしまう方法がナンピンになります。それでは一緒に見て行きましょう。

ナンピン(難平)とは

ナンピンとは、ある買いポジションの価格が下落してしまった場合に、そのポジションを買い増しすることで、ポジションの平均価格を低くする方法です。

例えば、120円で買ったドル円のポジションがその後100円まで下落してしまったので、100円でも同じドル円を買うことで、ポジションの平均買値を110円に引き下げることです。

なぜ初心者はナンピンを行ってしまうのか

FX初心者が行ってしまいがちなナンピンですが、なぜ初心者は行ってしまうのでしょうか。それは、この2つに集約できます。

自身の相場観に固執している

まず1つめが、「自身の相場観に固執してしまっている」ということです。

例えば、ドル円が今後上昇すると思って110.00円で買いから始めたとします。

しかし、思ったように上昇することなく相場は下落してしまいました。すると多くの人は「もう少しガマンすれば戻ってくるはず」と、根拠のない自分の相場観への固執(というより半分は希望)をします。

その後も下落は継続して105.00円にまでなりました。そこで思うのは、「ここでさらに買っておけば上昇したとき利益は2倍になる」と、また根拠のない上昇を思い込んで買ってしまうのです。

このように、相場の流れを無視して自分の考えに固執してしまうと、根本的な解決ができなくなってしまい、最後は損失を大きく膨らますだけの悪循環をしてしまうのです。

損失を一気に取り返そうとしている

これもよくありがちなパターンです。

例えば、上記と同じようにドル円が今後上昇すると思って110.00円で買いから始めたとします。

しかし、これも同じように思ったように上昇することなく相場は下落してしまいました。するとある人は「ここでポジションを増やしておけば、上昇すれば利益は2倍になる」と、これまた根拠のない理想を思い描いてしまいます。

これで本当に上昇すれば早めにマイナスは解消し、さらに利益は膨らんで行くのですが、反対に相場が下落を継続すればマイナスは2倍の加速度で膨らんでしまうのです。

なぜナンピンだと勝ちにくいのか

なぜナンピンだと勝ちにくいのでしょうか。それは、どうすればナンピンで勝てるのか、を知ればわかることです。

ナンピンで必ず勝つ方法はただひとつ。資金が無限にあることです。無限でなくても莫大な資金があればナンピンで負けることはありません。

買いから始めて、どれだけ相場が下がろうが下がるたびに豊富な資金を使ってポジションを買い増していきます。すると相場はどこかで反転するでしょうから、反転すれば今度は加速度的にマイナスは解消されて、損益分岐点を超えればそこからはものすごい勢いで利益は膨らんでいきます。

でも、よく考えてみてください。あなたは資金が無尽蔵にありますか?

無ければナンピンは避けるべき。そう絶対にです。

なぜなら、資金が無限にない以上は相場が反転して逆転勝利するか、反対にいつかは資金が底をついてしまい、すべての資金を失ってしまうかどちらかしかありません。それに勝つ自信がなければナンピンは絶対にやめましょう。

それではナンピンではなく何をすればいいのか

ナンピンは、資金が無尽蔵にない限り行ってはいけないことを学びました。それではナンピンではなく何をすればいいのでしょうか。

それは、もし保有しているポジションがある程度のマイナスが発生したら、一度ポジションを決済してマイナスを少額にすることです。

そして、その後は再度仕切り直しのトレードをすれば、マイナスを最小限に抑えながら利益を狙うことができます。

自身で予め損切りするラインを決めておいて、それをキチンと実行することです。

3. 取引量(ロット)が大き過ぎる

最後はこれ「取引量(ロット)が大き過ぎる」が負けパターンの3つめになります。

なぜ、取引量(ロット)が大き過ぎることが負けにつながるのでしょうか。

それは、あの伝説のトレーダーであるリチャート・デニスがある質問にこのように答えているように、

■質問
初心者のトレーダーに与える助言として何が一番重要ですか。

■答え
小さくトレードしなさい。なぜなら、初めのうちはそれ以上悪くなり得ないほど出来が悪いからだ。

に示されているように、初心者ははじめのうちはなかなか勝てないからです。

当然ながら、取引量が大きければ利益も大きくなりますが、同じように損失も大きくなります。

リチャード・デニスも言っているように、最初はなかなか勝てません。それなのに、取引量を大きくしてしまえばそれだけ損失も大きくなってしまうので、最初は取引量を小さくした方がいのです。

宝くじではないので、勝ったときの利益よりも負けたときのリスクを優先してトレードすることが重要なのです。

初心者はどれ位の取引量がいいのか

初心者は最初のうちは小さくトレードすることが重要であることを学びました。

では、どれ位の取引量(ロット数)がいいのでしょうか。

それは、投資資金が50万円以上あるのであれば1万通貨単位に抑えればいいです。また、投資資金が10万円以内であれば1,000通貨単位にまで抑えたほうがいいですね。

これなら損切りが何度か繰り返しても、損失額も小さいことから投資資金に与えるダメージも小さくなるので、反転攻勢のチャンスはいくらでもできます。

トレードでプラスにするには、大きく勝つことよりも小さく負けることのほうが余程重要なことなんですね。

まとめ

最後にもう一度、FX初心者がやってしまう三大負けパターンを見てみましょう。それが、

  • 逆張りのトレードを行っている
  • ナンピン(難平)を行っている
  • 取引量(ロット)が大き過ぎる

の3つです。では、相場で勝つようになるにはどうすればいいのでしょうか。

それは、この3つを行わないようにすれば勝ちトレーダーへの道が近づくことになります。

勝てるようになることをできるようにすることも重要ですが、実は、負けるようなことをしなくすることも同じように重要なんです。

したがって、この3つの何かに当てはまることをしていれば、即刻やめて勝ちトレーダーに一歩でも近づけるようになってください。

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この記事を書いた人

株式会社トレードタイム代表取締役(2011年設立)

米国在住時にシカゴ、ニューヨークの市場を見学したした際、金融に興味を持ち、大学卒業後、国内と海外市場の取次業社にてコモディティ、為替取次の業務を行う。

その後、FXを日本で初めてFX事業を展開したひまわり証券に入社。
FX事業部の立ち上げ、自己売買ディーリング業務、投資助言業の資格を得て日経225先物、オプション取引の助言業務やセミナー講師等を務めた後、2011年に独立。


現在はFX、株式、日経225先物、FX、個別株オプション等の自己トレード行っている(1日のトレード回数は平均数回~10回程)、また個人投資家向けのセミナーも多数開催中。

セミナーの受講者は述べ39万人を超え、証券、FX会社でのセミナー講師、売買コンテンツ提供も行っている。
トレード本、FX情報誌やYahoo! ファイナンス等への執筆も多数。

コンテンツ(セミナー講師)の提供先会社は、株式会社外為どっとコム、サクソバンク証券株式会社、ワイジェイFX株式会社、株式会社FXトレード・フィナンシャル、ひまわり証券等々、30社以上(順不同,敬称略)。

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