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私がFXで勝てるようになれた理由はこの2つのことを発想転換したから!

私は今でこそ、FXトレードで生活費を稼いだり、FXトレーダー育成の仕事をしていますが、トレードを始めた当初は全然勝てない負けトレーダーでした。

では、なぜ勝てるようになったかというと、その理由をたくさん挙げることはできますが、集約すると2つのことに絞ることができます。

今回は、そんな私がトレードで勝てるようになった2つの理由をあなたにご紹介したいと思います。この2つを変えたことがトレードで勝てるようになれた分岐点だと思っています。

この2つのことをキッカケに、あなたも勝ちトレーダーの一員になってくれれば嬉しい限りです。では始めましょう。

目次

1. 相場をシンプルに見るようになった

まず1つめですが、それは相場をシンプルに見るようになったからであります。

勝てなかった頃の私は、

  • 情報がたくさんあれば勝てる
  • 相場分析の精度が上がれば勝てる
  • 相場を予想できれば勝てる

なんてことをいろいろ思っていたのですが、それは大きな間違いだったんです。

相場は難しく考えずにシンプルに素直に見て、流れに乗ってあげることが重要なんです。

1-1. 私が負けていたことろに行っていたこと

それまでの私は、多くの初心者と同じように相場分析は下のような移動平均線から始まって、ゴールデンクロス、デットクロスを学びました。でも、全然勝てませんでした。

それで、勝てない理由を考えたところ、それは「分析の精度がまだ低いから」と理由を自分勝手に思い込み、それからは、さらに精度を高めるためにMACDや一目均衡表、ボリンジャーバンドといったインジケータを「追加」していきました。ひとつ加えても勝てませんでしたので、さらにもうひとつ追加。それでも勝てずまた追加。しまいには下のようなチャートになっていました。

見てわかるようにもうゴチャゴチャです。

こうなると、ある分析結果では「買い」を示しているのに、別の分析結果では「売り」を示していたりして、もう意味がわからなくなっていました。もちろん、当然トレードで勝つなんてことはありません。

そのために、次に行うことといったら「カーブフィッティング」なんですね。

カーブフィッティングは単に「フィッティング」と言ったり、日本語で「曲線あてはめ」と言ったりもするのですが、要はパラメータという相場分析をする際に使う設定の数値を、使用しているチャートの動きに合わせて変更して(フィットさせて)しまうことなんです。

わかりやすくいうと、元のチャートがこんな感じだとすると、

これを、こんな感じにチャートにフィットさせるんです。

これがカーブフィッティングというものなんですが、これを行うと使用しているチャートはさすがにピッタリあてはまるのですが、その後の相場にも同じようにあてはまるかというとそうではないですから、結局は勝てないんですね。

こうやっていろいろ試しても勝てないので、もう悩みました。

たまに勝つことはあってもトータルではマイナスですから。何をしたら勝てるようになるのかもがいていたのですが、そこで発想の転換を行ってみようと思うようになったんです。

それが勝てるようになれた分岐点のひとつめです。

1-2. 足してダメなら引いてみる

これまで、いろいろな分析方法を追加しても全然勝てなかった私ですが、「足してダメなら引いてみる」という発想をするようになって、今度は引くことを試してみたんです。

どんどんインジケータを消して引いていきました。すると、これまでゴチャゴチャしていたチャートがスッキリして「相場の流れ」が見えるようになったんです。

注意
「相場の流れ」が見えるようになったという意味は、予想できるようになった訳ではなく、単にチャートの動きが見やすくなったという意味です。

見てください。冒頭でご紹介したチャートからインジケータを除いただけですが、スッキリして見やすくなりましたね。

そこからの私は「トレンドライン」と「水平線」だけを使って、シンプルに相場を見るようになって、素直に相場の流れについていくことができるようになりました。

なお、現在はトレンドラインさえも排除して「水平線とフィボナッチだけ」しか使っていません。これでトレードを行うための相場分析は十分で、これだけでトレードで勝っています。

  • 目的の違うたくさんの分析方法を使ってもわからなくなるだけ
  • 相場はシンプルに見たほうがトレードしやすい

2. 増やすより減らさないことを重視するようになった

トレードを行うということは「単にトレードが好きだ」という方以外は資産を増やすために行っているはずです。

そうです。資産を増やすために行っているはずのトレードで多くの人が資産を減らしているのが現状なんですね。

そこで、どうしたら資産を増やすことができるのかをいろいろ考えたところ、多くの人は「資産を増やすには相場で勝てればいい」という考えを、自分も含めて考えていることに気がついたんです。

勝つことだけを考えて「守る」ということを全然考えていなかったんです。

柔道でいえば受け身、野球であれば守り、サッカーならディフェンス、「攻撃は最大の守り」という言葉はありますが、結局のところ、肝心の攻めができずに失敗していて、且つ守りもできていなければ勝てるはずはないのです。

そういったことから、私が取った方法は「大きく減らさない」ことに重きを置いてトレードをする発想に転換したのです。

具体的には何をしたのか、これからご紹介します。

2-1. 私が取ったトレードで資産を大きく減らさない方法

私がトレードでトータルで勝つために行った方法がこれです。

1%ルールに従う

1%ルールとは、1回のトレードにおける損失額は投資資金の1%の範囲内に収めなければならない、というルールです。例えば、投資資金が100万円ならば最初のトレードにおける損失額は最大で1万円(100万円の1%分)以内にする、というものです。

まず私が行ったことは、多くの勝ちトレーダーが薦めている本である「マーケットの魔術師」を何度も繰り返し読んで、勝つためのヒントを探したことです。

そこには「相場で勝つには損失を小さくすること」ということが何度も出てきて、具体的な方法として○%ルールが多く書いてありました。

ここの○には1~5の数値が入るのですが、私が実行したことはとにかく減らさないために1%ルールに従うようにしました。すると、確かに勝率は減るのですが、資産を大きく減らしていないので、わずか数回の勝ちトレードでトータルで勝てるようになったんです。

この1%ルールですが、よく考えてみると非常に理に適っていることなんです。

下図を見てください。

これは、仮に100万円の投資資金でトレードをスタートした場合に、1回の損失額の割合を変えて、10回連続して負けた残額のシミュレーションです。

こうやって見てみると、同じ10回連続負けた場合でも、1%ならトータルで10%も減っていないのに対して、10%の場合は約65%も減ってしまっているのです。

そのうえ、多くの人は10%以上になっているので、わずか数回の負けトレードで資産のほとんどを失ってしまっているのです。

これは非常にもったいないことで、ダメなポジションはいかに早く切ってしまい、損失を抑えるかが重要なことであるんですね。

損失を我慢してダメなメンタルを引きずっているよりも、ある程度損失が出ているポジションは早く切ってしまうのです。

すりと、早く切った分だけ、ダメージを少なくして次のトレードに打ち込むことができるのです。

まとめ

今回は、私の経験上でトレードで勝てるようになった発想の転換を2つご紹介しました。

発想の転換とは、

  • 相場は難しく考えずにシンプルに見て、流れに乗ること
  • 資産は増やすこと以上に、大きく減らさないこと

で、具体的には、

  • 多くのインジケータを使わず、水平線だけでポイントを見る
  • 1%ルールに従い、損失額を大きくしない

を行ったことです。

たったこれだけ?と思うかもしれませんが、たったこの2つを実行しただけでも、トレードでトータルで勝つ質と頻度が上がりました。是非あなたもこの方法を試してトレード成績を改善してみてください。

現在、私がどのような方法で勝っているかを知りたい場合は、下記を参考にしてみてください。
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この記事を書いた人

株式会社トレードタイム代表取締役(2011年設立)

米国在住時にシカゴ、ニューヨークの市場を見学したした際、金融に興味を持ち、大学卒業後、国内と海外市場の取次業社にてコモディティ、為替取次の業務を行う。

その後、FXを日本で初めてFX事業を展開したひまわり証券に入社。
FX事業部の立ち上げ、自己売買ディーリング業務、投資助言業の資格を得て日経225先物、オプション取引の助言業務やセミナー講師等を務めた後、2011年に独立。


現在はFX、株式、日経225先物、FX、個別株オプション等の自己トレード行っている(1日のトレード回数は平均数回~10回程)、また個人投資家向けのセミナーも多数開催中。

セミナーの受講者は述べ39万人を超え、証券、FX会社でのセミナー講師、売買コンテンツ提供も行っている。
トレード本、FX情報誌やYahoo! ファイナンス等への執筆も多数。

コンテンツ(セミナー講師)の提供先会社は、株式会社外為どっとコム、サクソバンク証券株式会社、ワイジェイFX株式会社、株式会社FXトレード・フィナンシャル、ひまわり証券等々、30社以上(順不同,敬称略)。

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