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FXで月に50万円稼ぐにはトレードでどれ位勝てばいいのか

FXを始める際の目標として、小遣い程度の月に5万円とか、生活費の足しにと月に10万円とか、あるいは専業トレーダーとして月に50万円稼ぎたいとか様々あると思います。

世間では切りよく100万円や1億円といった言葉が独り歩きしている感がありますが、ここでは地に足をつけて、FXで月に50万円を稼ぐにはトレードでどれ位勝てばいいのかを確認したいと思います。

目次

月に50万円稼ぐために必要なピプス(pips)は?

まずはじめに答えから確認してしまいましょう。

月に50万円稼ぐために必要なpipsは、ドル円やユーロ円といった〇〇/円のように右側が円になっている通貨ペアなら次のようになります。

  • 100万通貨の取引で50pipsの利益
  • 50万通貨の取引で100pipsの利益
  • 10万通貨の取引で500pipsの利益

※ユーロ/ドルやユーロ/ポンドのように右側が外貨の場合は、為替相場によって損益が変わってきます。

なお、pipsについての詳細はpipsとは何かをご覧ください。

それでは、個別に見ていきましょう。

100万通貨の取引で50pipsの利益とは

100万通貨の取引で必要となる投資資金はどれ位か

株の取引の場合、1株が100円の株を1,000株買おうと思えば、10万円(=100円×1,000株)の投資資金が必要となります。

しかし、FXは証拠金取引ですので本来の金額は必要ありません。

具体的にはほとんどどのFX会社も証拠金率を4%にしていますので、本来必要な金額のわずか4%の資金(証拠金)で取引ができてしまいます。

※証拠金についての詳細は証拠金取引とはを参照してください。

ドル円の価格が100.00円の場合、100万ドルの取引の証拠金は

仮に、ドル円の価格が1ドル100.00円の場合、100万通貨である100万ドルの取引を行うためには、どれ位の証拠金が必要になるのでしょうか。

答えは、400万円です。

計算式はこうです。
100.00円×100万ドル×4%(証拠金率)=400万円

本来であれば1億円(=100.00円×100万ドル)の資金が必要となりますが、証拠金率である4%分の400万円で1億円分の取引ができてしまいます。

また、ユーロ円の価格が1ユーロ120.00円の場合、100万通貨である100万ユーロの取引を行うためには、どれ位の証拠金が必要になるのでしょうか。

答えは、480万円です。

計算式はこうです。
120.00円×100万ユーロ×4%(証拠金率)=400万円

本来であれば1億2,000万円(=120.00円×100万ユーロ)の資金が必要となりますが、証拠金率である4%分の400万円で1億円分の取引ができてしまいます。

50pipsの利益を上げる取引とは

50pipsというのは、ドル円やユーロ円といった〇〇/円という通貨ペアの場合、0.5円(=50銭)と同じです。

つまり、ドル円ならば100.00円で買ったポジションを100.50円で売る(決済する)ことができれば、50pips(=50銭)の利益となります。

なお、1回の取引で50pipsとならなくても、1ヶ月間で10pipsの利益を5回で取っても、5pipsの利益を10回で取っても50pipsになります。

その意味で、投資資金である証拠金が用意できれば、わずか50pipsの利益で50万円の収入となります。

50万通貨の取引で100pipsの利益とは

50万通貨の取引で必要となる投資資金はどれ位か

50万通貨の取引であっても、証拠金率は100万通貨同様4%でありますので、本来必要な金額のわずか4%の資金(証拠金)で取引ができてしまいます。

したがって、具体的には下記のようになります。

ドル円の価格が100.00円の場合、50万ドルの取引の証拠金は

仮に、ドル円の価格が1ドル100.00円の場合、50万通貨である50万ドルの取引を行うためには、どれ位の証拠金が必要になるのでしょうか。

答えは、200万円です。

計算式はこうです。
100.00円×50万ドル×4%(証拠金率)=200万円

本来であれば5,000万円(=100.00円×50万ドル)の資金が必要となりますが、証拠金率である4%分の200万円で5,000万円分の取引ができてしまいます。

また、ユーロ円の価格が1ユーロ110.00円の場合、50万通貨である50万ユーロの取引を行うためには、どれ位の証拠金が必要になるのでしょうか。

答えは、220万円です。

計算式はこうです。
110.00円×50万ユーロ×4%(証拠金率)=220万円

本来であれば5,500万円(=110.00円×50万ユーロ)の資金が必要となりますが、証拠金率である4%分の220万円で5,500万円分の取引ができてしまいます。

100pipsの利益を上げる取引とは

100pipsというのは、ドル円やユーロ円といった〇〇/円という通貨ペアの場合、1.0円と同じです。

つまり、ドル円ならば100.00円で買ったポジションを101.00円で売る(決済する)ことができれば、100pips(=1円)の利益となります。

なお、1回の取引で100pipsとならなくても、1ヶ月間で10pipsの利益を10回で取っても、5pipsの利益を20回で取っても100pipsになります。

1日平均で5pipsの利益であれば20日間で100pipsですので、投資資金である証拠金が用意できれば50万円の収入も可能となります。

10万通貨の取引で500pipsの利益とは

10万通貨の取引で必要となる投資資金はどれ位か

10万通貨の取引であっても、証拠金率は4%でありますので、本来必要な金額のわずか4%の資金(証拠金)で取引ができてしまいます。

したがって、具体的には下記のようになります。

ドル円の価格が100.00円の場合、10万ドルの取引の証拠金は

仮に、ドル円の価格が1ドル100.00円の場合、10万通貨である10万ドルの取引を行うためには、どれ位の証拠金が必要になるのでしょうか。

答えは、40万円です。

計算式はこうです。
100.00円×10万ドル×4%(証拠金率)=40万円

本来であれば1,000万円(=100.00円×10万ドル)の資金が必要となりますが、証拠金率である4%分の40万円で1,000万円分の取引ができてしまいます。

また、ポンド円の価格が1ポンド140.00円の場合、10万通貨である10万ポンドの取引を行うためには、どれ位の証拠金が必要になるのでしょうか。

答えは、56万円です。

計算式はこうです。
140.00円×10万ポンド×4%(証拠金率)=56万円

本来であれば1,400万円(=140.00円×10万ポンド)の資金が必要となりますが、証拠金率である4%分の56万円で1,400万円分の取引ができてしまいます。

500pipsの利益を上げる取引とは

500pipsというのは、ドル円やユーロ円といった〇〇/円という通貨ペアの場合、5円と同じです。

つまり、ドル円ならば100.00円で買ったポジションを105.00円で売る(決済する)ことができれば、500pips(=5円)の利益となります。

なお、500pipsという数値はなかなか大きいもので、1回の取引で500pipsの利益を取ることは大きなトレンドが出ない限りは難しです。

そのため、1ヶ月間かけて500pipsの利益を取るには、複数回に分けて取っていく必要があります。

仮に、1ヶ月間を20日とすると、1日あたりの平均は25pipsです。まったくできない数値ではないですが、コンスタントに毎日25pipsを取るにはそれなりの技術が必要になりますので、そのための訓練もやはり必要となります。

確かに少ない資金で、10倍以上の利益を狙うわけなので、それなりの技術は必要ですね。

まとめ

FXで投資を始める以上、利益を狙っていくわけですが、当然大きなpipsを取っていくにはそれなりの労力が必要になります。

また、取引量を大きくする場合には、それなりの資金も必要ですし、なによりもメンタル面を鍛えなくては体を壊してしまいます。

利益とリスクは表裏でありますので、ギャンブル的な一発勝負ではなく、資金とトレード技術に合わせた目標を持って取り組むことが重要です。

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この記事を書いた人

株式会社トレードタイム代表取締役(2011年設立)

米国在住時にシカゴ、ニューヨークの市場を見学したした際、金融に興味を持ち、大学卒業後、国内と海外市場の取次業社にてコモディティ、為替取次の業務を行う。

その後、FXを日本で初めてFX事業を展開したひまわり証券に入社。
FX事業部の立ち上げ、自己売買ディーリング業務、投資助言業の資格を得て日経225先物、オプション取引の助言業務やセミナー講師等を務めた後、2011年に独立。


現在はFX、株式、日経225先物、FX、個別株オプション等の自己トレード行っている(1日のトレード回数は平均数回~10回程)、また個人投資家向けのセミナーも多数開催中。

セミナーの受講者は述べ39万人を超え、証券、FX会社でのセミナー講師、売買コンテンツ提供も行っている。
トレード本、FX情報誌やYahoo! ファイナンス等への執筆も多数。

コンテンツ(セミナー講師)の提供先会社は、株式会社外為どっとコム、サクソバンク証券株式会社、ワイジェイFX株式会社、株式会社FXトレード・フィナンシャル、ひまわり証券等々、30社以上(順不同,敬称略)。

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