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FXは24時間取引というけれど土日・祝日はどうなってるの?

FXのメリットのひとつに「24時間取引可能」があります。

24時間取引ということは全く休みなく取引ができるのか、それともどこかで休みがあるのか、また土日や祝日はどうなっているのか、最初のうちはよく分からないことが多いですよね。

ということで、ここではFXの取引時間の流れや休みについて学んで行きたいと思います。

目次

FX取引(為替取引)の一日の流れとは

F取引は24時間可能と言われていますが、コンビニのように1年365日24時間休みなく取引が可能というわけではありません。

では、どのような流れで一日の取引はされているのでしょうか。
下図は為替の一日の流れです。

このように、為替の取引は朝はオセアニアであるニュージーランドのウェリントンから始まって、その後日本やシンガポールをはじめとしたアジア地域、次にロンドンを中心とした欧州(ヨーロッパ)に移り、最後はニューヨークをメインにした取引となります。

そして、ニューヨークが終わると一日が終了するのですが、そのまま、またニュージーランドのウェリントンから始まる流れになります。

したがって、為替の流れを一日単位で区切るとすると、一日の終了はニューヨークの終了、すなわち日本時刻の午前7時(冬時間(※)、夏時間の場合は午前6時)になります。

為替の一日の流れの注意点とは

上記のように、為替の一日はウェリントンから始まって、ニューヨークで終わる、という流れになっています。

なお、ここで気を付けていただきたいのは、例えば東京時間というのは、あくまで世界中の中でメインで取引されていることから取引量が多いということだけで、東京だけで取引されているということではありません。

これはロンドンでもニューヨークでもそうで、ニューヨーク時間だからといってニューヨークだけで取引されているということはありません。世界中で取引はされており、あくまでも取引量が多い地域という見方をします。

したがって、為替の取引は24時間どこででも取引は可能です。

土日でも為替は取引できるの?

上記では、為替取引の一日の流れについて学びました。では、為替は365日休みなく24時間の取引が可能なのでしょうか。

実は、為替は一週間単位で見てみると、土曜日と日曜日が休みとなっています。

中東の一部の地域ではイスラム教の安息日の関係で休みが金曜日と土曜日であることから、日曜日に為替の取引が若干ありますが、価格に影響を与えるようなことはありません。

ということで、為替は土日が休みと覚えて構いません。一週間の流れでいうと、日本時刻では、月曜日の朝(多くは午前7:00)に取引が始まって、その後は金曜日までは一部メンテナンス時間を除いては24時間休みなく取引されます。そう休みなくです。

そして、金曜日の最後はニューヨークで終了するため、現地ニューヨークの午後5:00(=17:00)にあたる日本時刻では翌土曜日の朝(午前7:00(夏時間は午前6:00))に取引が終了し、一週間の取引が終わります。

そして、その後は日本時刻で土曜日の朝から月曜日の朝まで取引は行われず、月曜日の朝からまた為替の取引が始まる、といった流れの繰り返しとなります。

為替の休みは土日と元旦とクリスマスだけ

為替の取引が土日はお休みということを学びましたが、土日以外にも休みはあるのでしょうか。

答えは「あります」。土日以外には元旦とクリスマスが為替では休みとなっています。

具体的には、クリスマスの場合は日本時刻の日中(アジア時間の昼間)は通常とおり取引されて、欧州や米国がメインとなる時間帯(日本時刻の16:00位から翌朝まで)は為替の取引はストップとなります。

また、元旦の場合はちょっと難しいのですが、大晦日の取引の終了時刻はニューヨーク時刻の17:00ですから、日本時刻でいうと元旦の朝まで取引ができてしまうのです。そして、新年のスタートは1月2日の朝からとなります。

祝日でも為替は取引できるの?

これまで、為替の休みは土日と元旦とクリスマスということを学んできましたが、他にはあるのでしょうか。

答えは「ありません」。為替の休みは原則土日と元旦とクリスマスだけになります。そのため、例えば日本の春分の日や勤労感謝の日といった祝日は休みになりません。日本では祝日であっても海外では関係なく為替の取引が行われているので、FXも祝日に関係なく取引可能です。これは株の取引とは違いますね。

※最近はクリスマスの日も一部短縮して営業を行うFX会社が増えてきていますが、参会者が少ない為、注意は必要です。

FXで土日に気をつけるべき注意点とは?

土日は為替取引が休みということで、気を付けるべき注意点をここでご紹介します。注意点はただひとつ、金曜日の終値と月曜日の始値の乖離です。

具体的には、金曜日の終わりの価格(一週間の終値)と月曜日の始まりの価格(一週間の始値)が大きく変わることをいいます。土日にポジションを持ち越すことで、この金曜日の終値と月曜日の始値が乖離するといいこと(含み益が大きく膨らむ)がある反面、含み損が大きくなってしまうリスクもあります。場合によってはロスカットになることもあるため注意が必要です。

詳細については、土日にポジションを持ち越さないを参考にしてください。

まとめ

為替の取引を始めると、一体いつ休みなのか分からなくなってしまうことがありますが、結局は土日と元旦とクリスマスだけということになります。

日本の祝日も関係なく為替は24時間取引されていますので、会社が休みの祝日でも取引はできます。

このようなFXのメリット注意点であるデメリット(リスク)をしっかり把握して取引するようにしてください。
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仮想通貨(暗号資産)の休みはいつ?土日はどうなの?FXと何が違うの?

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この記事を書いた人

株式会社トレードタイム代表取締役(2011年設立)

米国在住時にシカゴ、ニューヨークの市場を見学したした際、金融に興味を持ち、大学卒業後、国内と海外市場の取次業社にてコモディティ、為替取次の業務を行う。

その後、FXを日本で初めてFX事業を展開したひまわり証券に入社。
FX事業部の立ち上げ、自己売買ディーリング業務、投資助言業の資格を得て日経225先物、オプション取引の助言業務やセミナー講師等を務めた後、2011年に独立。


現在はFX、株式、日経225先物、FX、個別株オプション等の自己トレード行っている(1日のトレード回数は平均数回~10回程)、また個人投資家向けのセミナーも多数開催中。

セミナーの受講者は述べ39万人を超え、証券、FX会社でのセミナー講師、売買コンテンツ提供も行っている。
トレード本、FX情報誌やYahoo! ファイナンス等への執筆も多数。

コンテンツ(セミナー講師)の提供先会社は、株式会社外為どっとコム、サクソバンク証券株式会社、ワイジェイFX株式会社、株式会社FXトレード・フィナンシャル、ひまわり証券等々、30社以上(順不同,敬称略)。

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