あなたは麻雀(マージャン)やポーカーはしますか?
もし、麻雀やポーカーが強いというのであればFXで勝てる確率も高いといえます。
なぜなら、麻雀、ポーカー、それにFXと、運だけでは勝ち続けることができないものには「勝つための共通ルール」があるからです。この共通ルールを実践することであなたもトータルで勝つ確率を上げることができるようになります。今回はそれをご紹介します。
是非、使えるようになってください。それでは始めましょう。
それは「降りる」ことができるかどうか
最初に答えからいいます。
麻雀、ポーカー、FXの強者・勝者が共通して行っていることとは、
「降りる」ことができる
ということです。
「降りる」とは、簡単にいうと「環境が悪い場合は深みにはまらないで勝負を避ける」ということです。
では、具体的な内容を麻雀やポーカーで例えて見てみましょう。
麻雀における「降りる」とは?
まずは麻雀を知らないあなたのために簡単にマージャンを説明すると、
麻雀とは
麻雀というのは、4人が1つのテーブルを囲んで、各自に配られた配牌を順番に組合わせていき、誰よりも早くアガリ(ゴール)をしていくゲームです。
誰よりも早くあがらなければ自分の点数にはなりませんが、単に早めければいいだけではなく、いかに高い点数であがるかも重要なゲームです。
勝つためには、運も大きな要素となりますが、当然、運だけでは勝ち続けることはできないゲームなんですね。
麻雀のルールのポイントは?
麻雀のルールを要約すると、
- 誰よりも早く一番にあがらなければ点はもらえない
- 誰かのアガリ(ゴール)となる牌を捨てた人は点数を払わなければならない
- 最後まで誰も上がらなかった場合は、あと一手であがれる人に点を渡す
が挙げれらます。
麻雀で勝つために必要なことは何か?
では、麻雀で勝つために必要なことは何か?それは、
- 可能な限り高い点数であがる
- 誰かが高い点数であがろうとしている場合は低い点数でもいいから早くあがる
- 誰かのアガリ(ゴール)となる牌は絶対に捨てない
ということなんです。
特に重要なのが3番目の「誰かのアガリ(ゴール)となる牌は絶対に捨てない」ということです。
麻雀の弱い人は、相手(3人)が何をしようとしているかを考えず、とにかく自分がアガルことだけ考えている人なんです。
そういう人は、相手が何をしていても自分があがりたいことだけを優先させますので、結局相手にアガリ牌を捨ててしまい、点数を支払う羽目になってしまいます。
このようなことを繰り返していると、もらう点数よりも支払う点数のほうが多くなってしまいますので、最後にはトータルで負けてしまうのです。
麻雀における降りるとは、結局のところ、
アガリ牌を捨てないようにする
これを最重要点課題とするのです。
ゲームの途中でも、アガリ牌を捨てないようにしながら自分の役を作っていき、もしも、誰かがリーチ(あと一手でアガリ)でもしてきたら、とにかくアガリ牌を捨てないことを最優先とすることなんです。
これは、自分があがること(点をもらう)よりも、振り込まない(点を支払う)ことを優先させるということです。
とにかく支払いが少なければ、どこかで大きな役であがることで、一発逆転も可能なんですね。
それを自分の利益を優先させて、結局は支払ってしまうことでトータルで大きく負けてしまうんです。
どうです?FXで負けている人との共通点が見えてきましたか?
次は、ポーカーで見てみましょう。
ポーカーにおける降りるとは?
ポーカーとは?
ポーカーも、まずは簡単なルールから説明しましょう。
ポーカーは何種類かルールがありますが、基本的な共通ルールとしては、ひとり5枚のカードを配り、その5枚のカードのうちの数枚を1回から数回差し替えながら、より高い点数となる組合せを作っていくゲームです。
ポーカーで勝つには何が必要か?
ポーカーで勝つポイントは何か?それは、
- 誰よりも高い点となる役(組合せ)であがる
- 仮に低い役でも相手よりも高ければそれでも勝てる
- 自分の役が低いときには競り合わないことも重要
ここで重要なのは、やっぱり3番目の「自分の役が低いときには競り合わないこと」であります。
ポーカーでいつも負けてしまう人は、自分の役が低いにも関わらず、相手が何を作っているのか考えもしないで競り合ってしまうことです。
攻めることも重要ですが、それ以上に守ることのほうが最重要なんですね。
結局ポーカーで降りるとは?
ポーカーもそうですが、結局のところ自分よりも高い役を誰かが作っているときは、決して競り合ったりしないで「勝負しない」ということなんです。
「勝負するときはしっかり勝負して、勝負できないときは降りる」これが勝つ秘訣です。
なぜ「降りる」ことができると勝てるのか?
麻雀にしろ、ポーカーにしろ、「降りる」ということは勝負を避けるという意味です。
ではなぜ「降りる」ことができれば勝つことができるのか?それは結局のところ、
不確実な環境においては、増やすこと以上に大きく減らさないことのほうが重要で、大きく減らさなけらば、増やせるチャンスの場面でいつでも増やすことは可能
ということに尽きるのです。
確かに勝負は、勝たなければ勝者になることはできません。そのために多くの人は「どうやって勝つか」といった手法だけに目がいってしまうのです。
そして、勝つことだけを考えていると何でもかんでも勝負してしまい、ギャンブル性が高まってトータルで負けてしまうのです。
しかし、勝ち続けている人は「勝負するところ」と「降りる」ところを見極めていますので、「降りるときは少額の負けで済ませ」、「勝ちに行くときは多額で勝っていく」のです。
この繰り返しによって、勝ちと負けを相殺しても「トータルで勝つ」ことができるんですね。
FXにおける降りるとはどういうことか?
ここまで、麻雀とポーカーをとおして勝ち続ける人の勝ち方を学びました。
それでは最後に、この勝ち方をFXに当てはめるとどうなるのか、それを見て行きましょう。
FXにおける降りるということは?
FXが麻雀やポーカーと共通している点に「不確実性」があります。
この不確実性がある場合、運だけで勝つことはありますが「勝ち続ける」ことはできません。
したがって、FXでも麻雀やポーカー同様に「降りる」ということが必要です。
FXにおける「降りる」とは、
- ダメな相場では勝負しない
- 勝負してからダメと分かった場合には、損失を少額に抑える
この2点を実践する、ということです。
要は、
- ポジポジ病に陥らない
- 一定のマイナスのところで早めに損切りをする
ということです。
当然、ポジションを持つ際には利益を狙ってのことなのですが、相場は不確実に変動するものなので、思うようにならないことのほうが多いです。
その場合に、マイナスを小さいうちに摘み取っておくことで、次のチャンスに資金を残しておくことができるのです。
含み損を膨らまして、どうにも動けなくなってしまうことは非常にもったいない機会損失となりますので絶対に避けましょう。
勝率ではなく、トータルでの実益で見て行きましょう。そうすれば勝ちは大きく近づきます。
まとめ
麻雀で勝つことも、ポーカーで勝つことも、FXで勝つことも、行っている底辺の行動は共通していることがわかりました。
よく損小利大といいますが、重要性からいうと「損小>利大」です。損小を繰り返していくうちにトータルで勝てるようになります。是非、頑張ってみてください。