誰でも、スポーツや習い事、ダイエットに勉強と何かしらに挑戦したことはあると思います。
ただ何かに挑戦しても、その後は大きく二分されることになります。それは「途中で諦める人」と「結果が出るまで継続する人」です。
多くの人は結果を出す前に途中で諦めてしまいます。わずか数ヶ月程度の努力しかしていないに、自分は無理だと思ってやめてしまうのです。あなたはどうですか。
では、なぜ人は途中で諦めてしまうのでしょうか。
それは結果を出せるまでの努力と時間の関係である成功曲線をしらないからです。
ここでは、人が成功して結果が出るまでのプロセスをご紹介することで、途中で諦めてしまうようなもったいないことを防ぐことを目的としています。
それでは成功曲線を見て行きましょう。
成功曲線とは
成功曲線とは、あることを始めたときに、ある程度の結果が出るまでの時間と努力(勉強や練習等)を表にしたものです。
下記表を見てください。
多くの人は、この表のように努力と時間に比例して結果は表れてくるものと思っています。あなたはどうですか?
しかし、実際は違うんですね。下記表を見てください。
この表のように、努力の結果が表れてくるまでにはそれなりの時間を要することと、しばらくの間は結果はほとんど出ることなく、ある程度時間が経過してから急に伸びてくるものなんですね。結果は遅れて出てくるものなんです。
多くの人はギャップに耐えられずに途中で諦めてしまう
それでは、上記で見た2つの表を重ねてみましょう。
このように、多くの人が思っている(理想としている)結果が出るまでの感覚と、実際に結果が出るまでには大きなギャップが生じているのです。
例えば、オリンピック選手。テレビの視聴者はオリンピックの選手を見ると、活躍している場面だけをピックアップして見てしまいますが、その陰に日々相当な努力と時間をかけていることには事実であります。
また、事業もそうですね。大きな業績の陰にはたくさんの努力と時間を要して結果を出しています。決して、努力と利益が比例していないことは理解できると思います。
しかし、人は自分のことに置き換えたときには、努力と結果は比例して表れてくるものと感じやすいため、「なかなか結果が出ない」と途中で諦めてやめてしまう人が多いんですね。これはもったいないことです。
0→1ができれば、目標の半分は達成している
私は、なかなか勝てないFXトレーダーの方を勝てるようにする仕事をしています。
トレーダー、特にFX初心者はトレードでの勝ち方を知らないので1ヶ月間の損益をトータルすると、ほとんどの人はマイナスかトントンという結果になっています。
勝ち負けを繰り返してトータルすると、なかなかプラスにはならないんですね。
でも、こういった勝てない人たちが1ヶ月間でのトータルで毎月のように少しでもプラスにしていけるようになると、常勝トレーダーへの道は半分は達成していることになります。
車でもなんでも最初の一歩が一番大変なので、この一歩の結果が出れば大成への道は近づいていると見ることができるのです。
成功へ向けての注意点
これまで、成功するまではある程度の時間がかかるもので、決して時間と努力は比例するものではないことを学びましたが、ここで注意点をお伝えしておきます。
それは、無意味な時間はいくら費やしても結果は出ないということです。
ダラダラと成長につながらないことを長時間行っても、それは単なる自己満足な時間を費やしているだけで、成功にはつながりません。
PDCAサイクルの重要性
あなたは「PDCAサイクル」を聞いたことがありますか。PDCAサイクルのPDCAとは
- PLAN(計画)
- DO(行動・実行)
- CHECK(確認・検証)
- ACTION(改善・修正)
のことで、「PLAN→DO→CHECK→ACTION→PLAN」、つまり、「計画して、行動し、確認(検証)し、修正(改善)し、また行動する」このサイクルのことを意味します。
何事もやりっぱなしでは、自身の成長のレベルを知ることはできません。インプットだけではなく、アウトプットも行うことで自身のレベルを知ることができるのです。
そして、アウトプットしながら修正点や改善することがないかを確認し、改善したらまたアウトプットを行い、検証をしていく。
その繰り返しの中に真の成長が伴うので、途中で諦めては非常にもったいないのです。
まとめ
今回、成長曲線を学んだことで、結果と努力は比例するものではなく、結果が出るまでには時間がかかることを知りました。
また、単に時間さえかければいいというものではなく、成長には計画、実行、検証、改善を繰り返すPDCAサイクルも重要ということも学びました。継続こそが最も重要ということと、一朝一夕の成功は実はメッキですぐに剥がれちゃうよ、ということです。
これを機に、しっかりとした結果が出せる行動を実行し継続していきましょう。