2017/10/11

FXで失敗している初心者に共通する4つの点とその克服法

 

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FXでなかなか勝てない人を勝てるようにするFXトレーダー育成の専門家です。誰でもトレードで負けるのには原因があります。多くの人はその原因に気づかないので勝てるようにならないだけです。そんな気づきをお伝えするのが得意です。
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FXをはじめ、相場に勝ち負けはつきものです。そして、現実のこととして勝ちトレーダーと負けトレーダーに分けられてしまうのもこの世界にあることです。

私自身、たくさんの個人トレーダーの方々と約20年間お付き合いしてきて、勝ちトレーダーの方と、負けトレーダーの方のそれぞれ共通する部分をよく見てきました。

そこで今回は、FXで失敗してしまっている初心者の方に共通する部分とその克服法をご紹介します。これを知ることで、一日でも早く負け組から脱出していただけたら嬉し限りです。

なお、今回は4つのパターンをご紹介しますが、前半の2つはエントリーについてで、後半の2つは決済についてです。

1. 相場の流れに逆らって取引している

トレードでは、エントリーをする際の方法として大きく分けて「順張り」と「逆張り」があります。

順張りと逆張り、それぞれにメリットとデメリットがありますが、多くの負けトレーダーに共通することとして、次のことが挙げられます。

それが、相場の大底から天井までを取ろうとして、相場の下げ局面である下落トレンドの途中で買いから始めてしまうことです。

1-1. なぜトレンドに逆らってトレードしてしまうのか

負けトレーダーの方や初心者に多いトレードが逆張りなのですが、なぜトレンドに逆らって行う逆張り手法が多いのでしょうか。

要約すれば理由はただ1つだけです。

それは、「同じ買うなら可能な限り安く買いたい」という人間が本来持っている「欲」にしたがってしまっているからです。

ちょっとだけキツイ言い方をすれば、それは「セコイ欲」に支配されてしまっているからなのです。なので、できる限り安い値段で買いたい。可能な限り高い価格で売りたい。といったことを実現するために逆張りで行ってしまうんですね。

では、どのようにしたら相場の流れに乗ったトレードができるのでしょうか。まずは、その考え方(思考)からお伝えします。

1-2. 順張り手法に導く克服法であるトレード思考

FXではトレードの際に「買い」か「売り」を決めて行います。何を買ったり売ったりするのかといえば、それは通貨であるのですが、どうもこの「買う」「売る」という言葉がトレードの邪魔をしている場合があります。

どういうことかといいますと、FXトレードでいう「買う」「売る」という言葉は消費を意味しているわけではないということです。通常、私たちが「買う」という言葉を使うときは「買う→所有する→消費する」ために使います。

しかし、FXで使う「買う」というのは、「売る」までの期間だけ保有する、という意味にすぎません。必ず買ったものは売って決済し、売りから始めたものはその後買い戻して決済することを前提とした取引なのです。分かりやすくいえば、「転売」をイメージできればいいでしょう。購入価格より高い価格で売却できればその差額分が利益になる、というイメージです。

このような話をすると、「転売目的ならばなおさら仕入れ価格は安い方がいいに決まっているではないか!」といったお叱りを受けることがあるのですが、実はここにも落とし穴があるのです。

それは、例えばFXでドル円を今この瞬間に買おうとした場合に、1ドルの価格はどこのFX会社で買ったとしても大きな差はないということです。もちろん、FXは相対取引(あいたいとりひき)ですので各FX会社によって取引価格に微妙な差は発生しますが、それはあくまで極々小さい差であって、取引に大きな影響を与えるまでの差はありません。また、あるFXで取引すれば、常にFX会社よりも10%オフで買うことができる、ということはあり得ないのです。

したがって、「安く買える」ということは「価値が下がっている」という意味になりますので、それに気づかなければなりません。

考え方としては以下のとおりです。

安くなっている

価値が下がっている

今後も下がる可能性大

買ってはいけない

反対に、価格が上昇している

価値が上がっている

今後も上昇する可能性大

この考えを前提に、上昇している相場で勝っていく順張りが有効であることがお分かりいただけたかと思います。

2. 説明できない何となくの取引をしている

なかなか勝てないトレーダーの方に、「どうしてここでエントリーしたのですか?」という質問をすると、必ずと言っていいほど帰ってくるの答えは「もうすぐ上がると思ったので」「ある人が上がると言っていたので」「何となく」というものです。

逆に、勝っているトレーダーに同じ質問をすると、大体「こうこうこういう理由でここで買いました」「ここがこうなったから売りました」等々、結果が利食いになるか、損切りになるかは別にして、きちんと説明ができる方が多いです。

2-1. なぜ説明できないトレードを行ってしまうのか

負けトレーダーの共通点として、説明のできないトレードを行っていることをご紹介しましたが、ではなぜそれを行てしまうのでしょうか。

それは、自分のトレードルールを持っていないからであります。自分のトレードルールを持っていないということは、「こういう相場ではこのようにする」「ここまでマイナスが膨らんだら損切りする」等々、自分のトレードルールを決めているということです。

この自分の取引ルールを決めていないということは、「軸がない」ということです。軸がないということは「ブレる」ということになります。そして、それは何かあるとあっち行ったりこっち行ったり、方向性がないので毎回することが違うために、行っていることが正しいのかどうかも分からないまま進んでいく、ということになります。

これでは、何が原因で相場で負けてしまっているのか分からず、結局何を修正していいのかも分かりませんので、トレードの成長もいつまで経ってもありません。

では、どうしたらいいのでしょうか。

2-2. 説明できるトレードを行うための克服法

説明できるトレードができるようになるために行うことは1つだけです。それは、上記でもありましたが自身のトレードルールを決めることです。

自身のトレードルールを決めて、それを愚直に実行することで修正点が見えてきます。修正点が分かればそれを修正してまた実行する。そしてまた修正点があれば修正して実行する。この繰り返し(ブラッシュアップ)なくして、勝てるトレーダーへの道はありません。

こんなことを言うと「それができないから勝てる手法を探しているんじゃないか」との言葉が聞こえてきそうですが、相場は他力本願では勝てません。また、手法だけで勝てるほど相場は甘くありません。

仮に勝てるシグナルなりシステムなりがあったとしても、それが永久に勝てる訳ではないのです。また、まったく同じことを再現できるわけでもないのです。

「急がば回れ」ではないですが、本当に勝ちたいと思ったら勝つための勉強と練習が必要なのは当たり前のことであります。

3. 損切りしない(できない)

ここからは、決済についての共通点であります。まずは「損切りしない(できない)」です。これはどこでも言われていることですので、よく知られている共通点です。

私自身、損切りなくしてトータルでプラスにすることはできません。また、知人のトレーダーで損切りしないで勝っている人を私は知りません。

ではなぜ多くの方は損切りができないのでしょうか。

3-1. 多くの方が多くの方が損切りできない理由

この「多くの方が損切りできない理由」を多くの方によく聞くのですが、答えのパターンは大体決まっています。それを要約すると、

  • 損切りをすると負けが確定して現金が減ってしまう
  • 損切りをすると自分自身を否定されたように思える
  • 損切りしなくても相場が戻ってくることが何度かあった

であります。

言いたいことは分かります。ただ、こういうことを言われる方の多くは「何のための損切り」なのか理解していない場合が多いですので、次からは、それぞれ個別にどのような思考(考え方)をすれば克服できるのかを挙げていきます。

3-2. 損切りができない場合のパターン別の考え方

ここでは、上記で挙げた損切りができない場合、それぞれどのように考え方を変えることで損切りしやすくなるか、ということをご紹介します。

3-2-1. 損切りをすると負けが確定して現金が減ってしまう場合

含み損を抱えている場合、損切りをして決済をすると確かに損切りした金額が口座内の現金から差し引かれます。

おそらく多くの方は、せっかく資産を増やそうとしてFXを始めたはずなのに、逆に資金が減ってしまうという事実を受け入れることができないのだと思います。

しかし、FXは投資でありますので損をしたり利益を上げたりしながら、トータルでプラスにしていこうとするものです。一回や、わずか数回のトレードで大きく増やすことではないんですね。

確かに、自身の資金を一時的にしろ減らしてしまうことは誰でも嫌なことで、可能なら避けたいことです。しかし、繰り返しになりますがFXを含む投資は、プラスとマイナスのトータルで結果としてプラスにしようとするものです。このトータル観が非常に重要です。これがなければ悪循環に陥って、大きなマイナスにつながっていく場合があるので、是非とも考え方を変えるようにしてください。

3-2-2. 損切りをすると自分自身を否定されたように思える場合

損切りをするということは、自身が「今後相場が上がると思って買いから始めたのに、結局相場は下落してしまう」といった思惑が外れたために強いられる行為であります。

特に日本人はそうですが、自身が考えた結果と反対の状況に陥ったり、議論で自身の主張が論破されたりすると、自分自身の「人格まで否定」されていると考えることが多いです。

でも本当は違います。議論の場合、あくまで否定しているのはその論理主張であって、その人の人格まで否定はしていないのです。

相場もそうで、どんなに深く考えた結果のトレードであっても、相場はいつでも急変化するものですから、ポジションを持った際の相場状況がすっと継続しているわけではないのです。

それを、一度持ったポジションに自身の主義主張や人生までをも乗せる感じで託していては、どんどん変化していく相場に対応することはできないのです。

ポジションに自身の感情を移入してはいけません。ダメなポジションはすぐに切る。非常と思うかもしれませんが、それがトレードで生き残っていく技術です。

3-2-3. 損切りしなくても相場が戻ってくることが何度かあった場合

これを行っている人は結構多いんです。例えば、一時は含み損を抱えるようなことがあっても、我慢してそのままポジションを保有しているとします。そして、我慢の末に何度か相場が戻ってくることを経験すると、その後も相場は我慢さえすれば戻ってくるといった思考と取引になってしまうのです。

これを長い間行ってしまうとどうなってしまうでしょうか。我慢して、相場がいつも戻ってくれている間はいいですが、いつもそうなるとは限りません。いつかはどこかで相場が戻らずにマイナスがどんどん大きくなってしまう場面に遭遇してしまうのです。

そうなると、これまで積み上げていたプラス分を一回の損切り分ですべて帳消しにしてしまうことになりかねません。非常にもったいないことです。

相場において「なるかもしれない」といった自身にとって都合のいい考えは絶対に避けなければなりません。損切り後に相場が戻る経験は誰でもあります。ワンタッチだけして反転することもあります。それでも一度決めた損切りのラインは悪くなる方に変えては絶対にいけないのです。それがリスク管理というものです。

頑張って積み上げたプラス分を一回の損切りでマイナスにしてしまうことを避けるために、我慢するのはやめる思考を持ちましょう。

3-3. 損切りができない場合のたったひとつの克服法

損切りがどうしてもできない場合、それを克服する方法はひとつしかありません。それはポジションを持つ際には同時に損失を限定させるためのストップ注文を設定しておくだけであります。

なお、今この価格で取引するという成行注文でポジションを持つ場合、ポジションを持った後に任意でストップ注文を設定するのが難しいという人は、成行注文は行わず、イフダン注文やイフダンOCO注文を使うのがいいでしょう。
そうすれば、感情を入れることなく事前設定で損切りができないということを避けることができます。自分自身をコントロールできればいいですが、仮にできなくてもこれなら事前設定ですから大丈夫ですね。

4. 損切りできても大きな損切りとなっている

上記では、損切りができないことを相場で負けている人の共通点として挙げました。でも、中には「損切りはできているけどマイナスになっている」という人もいますね。これも結構多いパターンです。

この場合の考え方として、損切りできなければ相場で勝ち残ることはできない、ということは正しいです。しかし、それは反対に損切りができれば相場で勝ち残る、ということはないのです。

損切りできなければ相場で勝ち残ることはできない

↓ しかし、

× 損切りができれば相場で勝ち残る

損切りができていてもトータルでマイナスになってしまうことはあります。この場合、理由としては大きく2つ挙げることができます。

ひとつめは、そもそもエントリーが間違っているということと、ふたつめが、一回の損切り額が大きくなっている、ということです。

ひとつめのそもそもエントリーが間違っているについては、2. 説明できない何となくの取引をしているを参考にしてください。

そして、ふたつめの一回の損切り額が大きくなっているについては、損切り貧乏からの2つの克服方法を参考にして克服してください。

5. まとめ

長文になりましたが、相場で負けている人の共通点とその克服法をご紹介しました。

今回ご紹介した克服法を是非使って見てください。全部できなくてもあなたのトレードを変化させるための材料としては十分役に立つでしょう。

そのためにも、まず自身のトレードを見直してみることが先です。見直しなくして成長はありませんが、それができればその分だけ成長できるということです。

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