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FXの負け組が間違って我慢している1つのこととその克服法

FXでトレードを始めると、勝ち組、負け組と2つに分かれていくことになります。そして、なかなか勝てない負け組の人たちには共通点がいろいろとあるのですが、我慢している共通点も実はあります。

そこで今回は、FXで負け組と言われている人たちが我慢できずに行っていることを1つだけ紹介して、その克服法をお伝えします。

目次

1. FXで負けている人が行っている我慢がこれ

トレーダー育成講師という立場上、これまで様々な個人トレーダーの方を見てきました。そして、負けているトレーダーに共通していることは、しなくてもいい我慢をしているということです。一体それは何なのでしょうか。

それは、「損切り」です。

ポジションを保有後、思惑とは逆の方向に行ってしまい、含み損を抱えることはよくあることです。しかし、含み損を抱えたときに、勝っているトレーダーと負けているトレーダーの違いはどこにあるかというと、それは損切りができるかどうかです。

勝っているトレーダーは、思惑とは逆になって取っていたリスクまで含み損が膨らむと、潔くパッとポジションを決済して損切りしてしまいます。しかし、負けているトレーダーに共通しているのは、含み損を抱えても我慢にガマンを重ねてひたすら含み損が減少するのを待っているのです。

しかも、我慢している間は自分にとって都合のいいレポートを探して読んで安心してみたり、意味のない希望を持ったり、終いには祈りだしたり、という無駄なことばかりしているのです。

これは、非常にもったいないことです。何がもったいないか次で確認しましょう。

1-1. 損切りを我慢することで起こる事例

損切りを我慢することで、一体何がもったいないのでしょうか。それは、チャンスを逃してしまうという「機会損失」です。相場、特にFXの場合は24時間取引できるというメリットがありますので、その分「これは!」というトレードのチャンスが多く出現する可能性は高いと思います。せっかくの売買チャンスも、含み損を抱えてしまっていることで次のトレードができなくなってしまっているんですね。しかも、場合によっては数ヶ月間もです。多くの場合、こんなことを継続していると

・含み損がもっと膨らんでいく
・大きなチャンスがある売買チャンスを逃す

これは非常にもったいないです。

自身が取れるリスクを超えた含み損になってしまった場合は、さっさとポジションを解消して損失を抑えて、次のトレードに移った方が余程重要です。

2. 損切りを我慢せずにできるようにする方法は

人間はもともと損をするのがイヤな生き物です。そのため、損切りはちゃんと訓練をしないとできないものなのです。したがって損切りを我慢せずにできるようになる方法はただ1つ。ポジションを持つ前にあらかじめ損失を決めておいて設定しておく、です。

これまで、損切りを一生懸命ガマンしてきた人が、ポジションを持ってから損切りができるはずがないのです。強制的に損切りをするには事前に設定するしか方法はありません。では、どのような設定方法があるのでしょうか。

2-1. 損切りをあらかじめ設定しておく2つの方法

ポジションを持つ前に、あらかじめ損切りを設定しておく方法は2つあります。それが、イフダンオーダーとイフダンOCOオーダーです。両者の違いは利食いも一緒に設定するかどうかだけですので、うまく使い分けていただければ大丈夫です。
それでは詳しく見て行きましょう。

2-1-1. イフダンオーダー

イフダンオーダーとは、If Done Oderと書くのですが、Doneとは約定(やくじょう)といって注文が成立することをいいます。

よって、イフダンオーダーとは「If Done(もし約定したら)」のことで、2種類の注文(新規建玉と決済)をセットで発注し、最初の新規注文(一次オーダー)が約定したら(ポジションを持ったら)2つめの決済注文(二次オーダー)が自動的に発注される注文方法です。

例えば、下図のように現在値が100.00円の時に95.00円になったら買うという新規注文を発注(一次オーダー)し、その後95.00円で買えた場合(約定してポジションを持った場合)、その95.00円で買ったポジションに対して利益確定のために98.00円で売る決済注文(二次オーダー)を発注するという場合に使います。

イフダン注文とは

または、例えば、現在値が100.00円の時に95.00円になったら買うという新規注文を発注(一次オーダー)し、その後95.00円で買えた場合(約定してポジションを持った場合)、その95.00円で買ったポジションに対して損失を限定させるために94.00円で売る決済注文(二次オーダー)を発注するといった使用方法もあります。

イフダン注文のもうひとつの使い方

2-1-2. イフダンOCOオーダー

イフダンOCOオーダーとは、イフダンオーダーにOCOオーダーを組合わせた注文方法のことで、もし、設定した新規注文が成立したら、次の2種類の決済注文が有効になる、という注文方法です。

例えば、下図のように現在値が100.00円の時に98.00円になったら買うという新規注文を発注(一次オーダー)し、その後98.00円で買えた場合(約定してポジションを持った場合)、その98.00円で買ったポジションに対して利益確定のために、100.00円で利益確定の売り(二次オーダー)と、損失を限定するための96.00円で損失確定の売り(二次オーダー)を行う注文方法です。

イフダンオーシーオーとは

この方法を使えば、新規エントリーから利益確定、もしくは損失限定の売りまですべてを事前に設定することができるので、あとは放っておいて構わない便利な注文方法です。

3. まとめ

初心者にとって損切りはどうしても我慢してしまう呪縛のようなものです。
しかし、勝っているトレーダーは損切りを我慢しません。今回ここでご紹介した克服法でしっかり損切りができるようになり、早く勝ちトレーダーの一員になってください。

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この記事を書いた人

株式会社トレードタイム代表取締役(2011年設立)

米国在住時にシカゴ、ニューヨークの市場を見学したした際、金融に興味を持ち、大学卒業後、国内と海外市場の取次業社にてコモディティ、為替取次の業務を行う。

その後、FXを日本で初めてFX事業を展開したひまわり証券に入社。
FX事業部の立ち上げ、自己売買ディーリング業務、投資助言業の資格を得て日経225先物、オプション取引の助言業務やセミナー講師等を務めた後、2011年に独立。


現在はFX、株式、日経225先物、FX、個別株オプション等の自己トレード行っている(1日のトレード回数は平均数回~10回程)、また個人投資家向けのセミナーも多数開催中。

セミナーの受講者は述べ39万人を超え、証券、FX会社でのセミナー講師、売買コンテンツ提供も行っている。
トレード本、FX情報誌やYahoo! ファイナンス等への執筆も多数。

コンテンツ(セミナー講師)の提供先会社は、株式会社外為どっとコム、サクソバンク証券株式会社、ワイジェイFX株式会社、株式会社FXトレード・フィナンシャル、ひまわり証券等々、30社以上(順不同,敬称略)。

~トレード情報提供サイト、コンテンツ提供企業(順不同,敬称略)~
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