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質と量の問題と野村克也氏の名言を合わせるとやっぱり・・という話

本屋さんに行くと、「〇〇だけで!」「効率化」「無駄をなくす」「最小の努力で」等々、少ない作業や努力で最大の効果を出す方法が書かれた本が溢れていますね。

テレビや雑誌でも「時短」等といって同じように、いかにレバレッジを効かせて結果を出すか、ということが取り沙汰されています。

なぜこのような特集が多いのか。

それは「誰でも楽をして結果を出したいから」です。

確かに人間の欲求としては間違っていないです。可能なら誰でも少ない努力で最大の結果を出したいですよね。

ということで、今回は最大の結果を出すためには何が必要か、ということの答えをある法則と名言から結論付けたいと思います。

これからお伝えすることは、仕事や勉強だけではなく、スポーツでも習い事でもいろいろなことに共通していることです。

ひとつの考え方として、あなたのお役に立てればうれしいです。では、はじめましょう。

目次

効率よく行うために質を高める方法は?

冒頭でも申し上げたように、人は可能な限り必要最小限の努力で結果を出そうと思います。

それはそれで悪いことではありませんが、実はそれが遠回りであることもあるのです。

ここである法則をご紹介します。それは、量質転化の法則です。どういうことかといいますと、

量をこなすことで質が高まる ということです。

これを見たあなた、「量をこなしたくないから質を高める(効率を求める)んじゃないか!」と思っていますね。

確かに量を少なくするために質を高めることも必要なことですが、そもそもの考えですが、「あなた、高めるだけの質を持っていますか?」ということなんです。

ここからは新入社員研修で得た私の体験です。

数年前、私がある会社の新入社員研修であることを教えていたときのことです。ある3名の新入社員がこういいました。

私:このことをこれだけ行ってください(仕事の指示を出した)。

新入社員A:もっといい方法があるかと思うので考えてみます。

新入社員B:これは私の求めていた仕事ではないです。

新入社員C:わかりました、やってみます。

これを見てあなたはどう思いましたか?
新入社員Bさんは論外ですが、新入社員Aさんは結局その後もあまりいい方法を見つけられませんでした。

反対に新入社員Cさんは、言われたことの量をこなしていくことで改善点を見つけてその後効率よく仕事ができるようになりました。

効率よく仕事をしていく、ということは大事なことですが、基礎(基本・インプット)ができていないのに質だけ高めようとしてもそれは筋違いということなんです。

勉強もそうですよね。いかに効率のいい勉強法があっても、その方法の量をこなさない限り習得はできません。

スポーツもそうです。いかに汗をかかずに上達しようと思っても量をこなしている人には敵いません。

なんでも量をこなし、失敗を重ねながら上達していくのが道理というものですね。

先日、初耳学という林修先生のテレビ番組で、このようなことが紹介されていました。それが、

仕事において、最初の2年は質より量が大切

という言葉です。

これは、リクルートやライブドア、ZOZOTOWNといった企業に関わった田端信太郎さんという方のも言葉です。

これに対して林修先生は、

最初の2年間は学習期間

と言っていました。

要は、新人や初心者がいきなり質の高いパフォーマンスを出すことは不可能で、発揮するにはベースとなる基礎がないとダメで、最初の2年間はそれに充てるべき、ということなんです。

質を高めるには何が必要か?

では、質を高めるには「まず」何が必要かといえば、それは上記でも申し上げたように、

量をこなすこと

が大切なんです。

量をこなしてスキルを上げることができれば、そこからはじめて質を高めることができると先程の林先生も言っていました。

量をこなす=経験を積む

ということでもあるのです。

さて、ここで問題です。
量をこなしてある程度の質を高めることができれば、それで終了なのか?ということです。

それに対する答えをこの方がおっしゃってました。

単に量だけ増やせばいい結果はでるのか?

いきなりですが、答えからお伝えしますね。それは、

目的のない努力ほどムダなものはない

という言葉です。

これは野村克也元プロ野球監督の言葉です。野村さんだけではなく多くの方も言っていますが、代表して野村さんにしました。

野村さんは「練習というのは苦手なことを克服したり、試合を想定した内容にしていないと意味がない」とも言っています。

  • 打ちやすい球を打っているだけ
  • 単に球を投げているだけ

このような目的意識のない練習はなんの結果も出ない、ということなんです。

野村さんの言いたいこと、わかりますよね。

がむしゃらに頑張ることも大切だけど、ある程度のところからはそれだけではダメで目的意識をもって考えながら実践することが重要ということです。

まとめ

今回は、「質」と「量」と「目的意識」についてお伝えしました。

結局どれが重要なの?という質問に対しては、

  • まずは量をこなすことが重要
  • 量をこなしてスキルがある程度上がったら目的意識がないとそれ以上は伸びにくい
  • だから結局、最初から目的意識をもって量をこなすことが一番重要

という結論になるのです。

急がば回れ!ではないですが、「〇〇だけで!」といったノウハウや効率だけを求めて、それで終わってしまうことのないように心がけたいものです。

トレードにおける成功曲線を理解すると「トレード上の急がば回れ」が理解できます。

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この記事を書いた人

株式会社トレードタイム代表取締役(2011年設立)

米国在住時にシカゴ、ニューヨークの市場を見学したした際、金融に興味を持ち、大学卒業後、国内と海外市場の取次業社にてコモディティ、為替取次の業務を行う。

その後、FXを日本で初めてFX事業を展開したひまわり証券に入社。
FX事業部の立ち上げ、自己売買ディーリング業務、投資助言業の資格を得て日経225先物、オプション取引の助言業務やセミナー講師等を務めた後、2011年に独立。


現在はFX、株式、日経225先物、FX、個別株オプション等の自己トレード行っている(1日のトレード回数は平均数回~10回程)、また個人投資家向けのセミナーも多数開催中。

セミナーの受講者は述べ39万人を超え、証券、FX会社でのセミナー講師、売買コンテンツ提供も行っている。
トレード本、FX情報誌やYahoo! ファイナンス等への執筆も多数。

コンテンツ(セミナー講師)の提供先会社は、株式会社外為どっとコム、サクソバンク証券株式会社、ワイジェイFX株式会社、株式会社FXトレード・フィナンシャル、ひまわり証券等々、30社以上(順不同,敬称略)。

~トレード情報提供サイト、コンテンツ提供企業(順不同,敬称略)~
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