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円高のときにドルを買うタイミングはいつ?FXで勝てる2つのトレード方法がこれ

為替相場が円高傾向にあるときに、FXトレードの手法としては円買いの取引、つまり、ドル円であればドル売り円買いのトレードをするのが勝利への近道です。

なぜなら、相場の流れに乗った素直な取引であるからなんですね。

しかし、多くのFX初心者の方は売りポジションを持つのをできる限り避けて、買いから始めたいと思うのが常であります。

そこで今回は、円高の為替相場で「売りからではなく、買いから始める」ドル買いトレードを行うには、どういった相場で、どういうタイミングで行うのが勝つ確率が高いのか、それをお伝えしたいと思います。

円高だからといって、なんとなくドルを買うのではなく、勝つ確率の高いタイミングを判断できるようになりましょう。そうすれば収益チャンスは広がります。

それでは始めます。

目次

そもそも円高とは?

はじめに基本から確認します。
為替において、円高とはどのような状況をいうのでしょうか。それは、

円高とは、ドルなどの外国通貨に対して円の価値が高く(強く)なることをいいます。 例えば、1ドルが120円から100円になるように値段が小さくなった場合、これまでは 1ドルを買うのに120円必要だったのが、100円で買えるようになった、というのが「円高になった」ことになるのです。

仮に日本円で1,200円持っている場合、1ドルが120円なら10ドルしか買えませんが、1ドルが100円なら12ドル買えますよね。たくさんドルを買える分、円の価値が高い(=円高)ということになるのです。

それでは、次より円高相場でもドル買いでポジションが持っていくトレードのパターンを具体的にお伝えします。

それはレンジ相場になっているとき

円高相場でもドル買いでポジションが持っていくトレードのパターンは「レンジ相場」になっているときです。

レンジ相場とは、ボックス相場ともいって下図のように、一定の価格帯の中を上下に何度も行ったり来たりする相場状況のことです。

レンジ相場とは

ちなみに、上の赤線のことを「レンジ上限」と言ったり、下の青線のことを「レンジ下限」と言ったりします。

相場ではこのようなレンジ相場となる場合が結構あります。特に、ドル円はレンジ相場となることが多い通貨ペアですので、レンジ相場を使った取引には向いているといえます。

したがって、ドル円で買いポジションを持ちたい場合は、レンジ相場を狙うことは確率的にも有効なトレードのひとつといえますね。

それでは、具体的なレンジ相場のトレード方法を確認しましょう。

レンジ相場におけるトレード方法について

レンジ相場(ボックス相場)におけるトレード方法は全部で4種類あります。

その中で、ドル買い円売りで行うトレード手法は2種類あります。しかし、そのうちのひとつは初心者の段階では難しいと感じてしまう可能性が高いので、まずは1種類に絞ってしまいましょう。

その1種類とはこれです。

1. レンジ下限の手前で買う

この「レンジ下限の手前で買う」方法は、非常に分かりやすいトレード方法なので初心者におススメです。

具体的なトレード方法は、下図を見てください。

レンジ相場で買う方法

このように、レンジ相場では同じ価格帯の間を何度も上下変動する傾向があります。この傾向を利用してトレードをしてしまうのがこの方法で、上下変動で下へと下落してきた際に、反転傾向のあるレンジ下限の手前で買うのです。

この方法であれば、相場が反転上昇するタイミングでうまく買うことができますし、なによりも買うタイミングが分かりやすいのが一番です。

レンジ相場の利食いのタイミングはいつ?

レンジ下限の手前でうまく買えた場合、利益の確定(利食い)はどのタイミングで行えばいいのでしょうか。

それは、レンジの上限の手前で行えばいいです。

下図を見てください。

レンジ相場の利益確定

このように、レンジ相場がある一定の価格帯を何度も上下変動する特性を活かして、利益確定はレンジ上限の手前で行えばいいですね。

それに、この方法ならずっと相場を見ていなくても、あらかじめ「指値注文」で「○○円になったら利益確定しますよ」という注文を出しておけば、実際にその価格になったときには仮に寝ていても自動的にちゃんと利益確定してくれます。

買ったはいいけど反転しなかった場合はどうする?

レンジ相場の場合、レンジの下限で反転する確率は高いといえますが、それでも必ず反転するとは限りません。そのように反転しないで、そのままレンジを割り込んで下落してしまった場合はどうしたらいいのでしょうか。

その場合は、下図のようにレンジ下限を割り込んだところで早めに損切りします。そうすれば、損失は少額で済ませることができます。

レンジ相場の損失確定

トレードや相場に絶対はない以上、必ず少額のうちに損切りしてしまいましょう。それが相場で長生きするコツです。

2. レンジ相場のトレードに慣れてきたら

これまでご紹介したレンジ相場のトレード方法に慣れてきたら、次の方法を試してみましょう。

最初は難しいかも知れませんが、これも確率的に有効なトレード手法です。

レンジブレイクで買う方法

それは、あえて値段が高くなってから買うトレード方法です。

なぜ、値段が高くなってから買うのか?それは、レンジ相場では「ブレイク」といってある価格帯を上抜いたり、下抜いたりするとその方向へ変動しやすい傾向があるからなのです。

したがって、レンジ相場であったものがレンジ上限を上抜く(ブレイクする)と、さらに上に行きやすい状況になる傾向があるので、あえてそこから買っていくのです。

必ず、上にブレイクしてから買うようにしてください。決して、ブレイクするかもしれないから買ってみる、は行ってはいけません。

レンジブレイクした際の傾向性

このトレード方法ができるようになると、収益チャンスが広がりますので、機会があれば是非挑戦してみてください。

まとめ

以上、円高相場であってもあえて「買いからはじめたい」場合のトレード方法をご紹介しました。

冒頭でも述べましたが、円高相場であれば本来は売りから始めるのが勝つためのセオリーです。

しかし、初心者のうちはなかなかそれができないのも分かりますので、今回ご紹介した方法であれば、買いからはじめても勝つ確率はなんとなく買うよりもずっと上がりますので、是非試してみてください。

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この記事を書いた人

株式会社トレードタイム代表取締役(2011年設立)

米国在住時にシカゴ、ニューヨークの市場を見学したした際、金融に興味を持ち、大学卒業後、国内と海外市場の取次業社にてコモディティ、為替取次の業務を行う。

その後、FXを日本で初めてFX事業を展開したひまわり証券に入社。
FX事業部の立ち上げ、自己売買ディーリング業務、投資助言業の資格を得て日経225先物、オプション取引の助言業務やセミナー講師等を務めた後、2011年に独立。


現在はFX、株式、日経225先物、FX、個別株オプション等の自己トレード行っている(1日のトレード回数は平均数回~10回程)、また個人投資家向けのセミナーも多数開催中。

セミナーの受講者は述べ39万人を超え、証券、FX会社でのセミナー講師、売買コンテンツ提供も行っている。
トレード本、FX情報誌やYahoo! ファイナンス等への執筆も多数。

コンテンツ(セミナー講師)の提供先会社は、株式会社外為どっとコム、サクソバンク証券株式会社、ワイジェイFX株式会社、株式会社FXトレード・フィナンシャル、ひまわり証券等々、30社以上(順不同,敬称略)。

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