こんにちは。よろしくお願いいたします。
今年の相場も明日までとなりましたね。
ということで、いつもの日足ベースでの相場観ではなく、本日は週足を使って本年を振り返ってみたいと思います。
来年のトレードへ向けてのヒントになればうれしい限りです。
では、見て行きましょう。
2017年のドル円相場を振り返る
まずは、チャートを見て2017年を振り返ってみましょう。
これは、ドル円の週足です。2016年の11月の週から分のチャートとなります。
こうやって振り返ってみると、橙色の矢印で示しているように、2016年の終盤は11月序盤の安値101.20円レベルから、翌月12月の高値118.65円レベルまで、わずか6週間で17円以上の上昇を見せました。懐かしいですね。
そして、年が明けた本年2017年ですが、茶○で囲んでいるように第一週では直近高値の118.65円レベルで抑え込まれました。
ただ、安値はなんとか115円レベルで支えられていましたが、翌第二週では115円をしっかり割り込み、翌週からはこの115円レベルがレジスタンス気味に機能し始めました。
その後は、青○で囲んだところ以外では、赤○のように何度も115円の手前で抑えられて上抜くことができませんでした。大きな回数にしても3回は叩かれています。
通常、これだけ叩かれてしまうと「上に行けない相場として、下に行くしかない」のですが、今年のドル円はそうではなく、現在も115円手前で推移して上に行こうという意思は見せていますね。
こうして2017年のドル円相場を振り返ってみると、ちょっと長いですが、「一旦押し目を作って、下から115円を上抜いてのブレイクを見せようとしたが、何度も失敗してしまい、それでもまだ頑張っている相場」と見ることができます。
では、これからの2018年はどう見るべきでしょうか。
2018年のドル円相場のトレードポイントはここ
もうひとつ、週足のチャートを見てみましょう。
相場を予想することはできませんが、この週足を見て今ある材料から言えることは、
少なくとも、110円レベルのサポートをしっかりと割り込まなければ、大きな流れでは115円超えを目指す余地あり
と見ています。
理由はこの3つです。
- これだけの回数を115円手前で叩かれながらも、それでも下落トレンドを作ることなく上昇を目指している
- 安値更新しながらも、反転上昇して日足レベルでは安値を切り上げている
- 110円レベルにしっかりとしたサポートがある
以上により、週足レベルの大きな流れとしてのドル円は110円をしっかりと割り込まない限りは買い方針で進めていきたい相場として見ています。
因みに、これはあくまでも週足レベルの話ですので、目先の細かい流れはどんどん変わっていきますのでご了承ください。
ということで、2018年はどういう相場となるでしょうか。
2017年があまり魅力的な相場ではなかったので、来年はちょっと期待したいと思います。上がっても下がっても、ボラティリティがあれば相場は利益が取れますので、そんな相場になればいいですね。