こんにちは。よろしくお願いいたします。
さてドル円ですが、とうとう月足レベルの節目を割り込んできましたね。
これで、これまでの下落の流れは継続しやすく、さらに下値が目標値になってきても不思議ではありません。
では、ドル円の今後はどこを目標値にしているのか、今後どこをポイントとして見ていけばいいのか。チャートを見ながら、一緒に確認していきたいと思います。
今回は、いつもの日足だけではなく、月足のチャートも確認してみます。
それでは、よろしくお願いいたします。
現在のドル円価格は月足で見るとどんな位置にあるのか?
相場は、目先の細かい動きよりも先に大きな流れを捉えることが重要です。
まずは大きな流れを捉えて、その中で細かい動きがどのように推移しているのか見ていくことで、目先の上下変動に振り回されるリスクを軽減することができます。
では、ドル円の月足チャートを見てみましょう。
これがドル円の月足チャートです。1本のローソク足が1ヶ月間の値動きを表しており、非常に長期的な視野で相場を見ることができます。
このチャートを見てみると、赤い水平線があります。価格でいうと105.50円レベルです。
これが重要な節目なんですね。
なにが重要かといいますと、青○で囲んでいるように過去に何度もサポートされたり、レジスタンスとして抑えられたりしている重要な価格帯ということなんです。
そして先週、ドル円相場はこの重要な節目である105.50円レベルを下に割り込んでしまったのです。
これだけのサポートをしっかりと割り込んできたということは、大きな流れでさらに下を狙ってくる可能性が高くなってきていると見ることができます。
実際に下げるかどうかは誰にも分らないことですが、しっかりとしたサポートを割り込んだということは、底が抜けるイメージと似ているため、さらに落ちる可能性も高くなると判断できるのです。
ということで、ドル円はこれまでずっと売り相場として見てきましたが、今後もそれは変わらず、売り込んで行きたいです。
なお、月足レベルで見るその下のサポートは、101.20円まではないと思います。
当然、そこまで下げるという意味ではないですが、下値の目標値として浮上してきていると判断しています。
ドル円チャートを日足で見た場合のトレードポイント
まずは、今後のトレードポイントからお伝えします。それは、
- 少なくとも、107.30円を上抜かない限りは売り
- 可能なら、108.00円を上抜かない限りは売り
になります。
それぞれ理由を述べますが、先にチャートを確認しましょう。
これはドル円の日足チャートです。
では、トレードポイントの解説です。
少なくとも、107.30円を上抜かない限りは売り
ドル円の日足チャートを見る限り、高値安値をこれだけ下げていますし、月足レベルの節目も割り込んでいますので、買うという選択はありません。下がっているからこそ売っていく相場です。
あとは「どこで売っていくのか」という問題ですが、これは日足チャートを見る限り、近いところで107.30円レベルにレジスタンスがあることから、ここを上抜かない限りは売り込んで行きたいところです。
なお、もっと近いところですと106.75円レベルにもレジスタンスがありますので、ここを選択するのもありかと思います。
可能なら、108.00円を上抜かない限りは売り
売り込んで行く理由は上記と同じですが、なぜ108.00円なのかは、107.90円に大きなレジスタンスがあるからです。
この107.90円はこれまで何度かご紹介してきた節目ですが、今でもここは意識しなければならないポイントですので、107.90円のすぐ上にある108.00円を上抜かない限り、という見方で行きたいですね。
まとめ
以上により、現在のドル円相場は月足チャートで見ても、日足チャートで見ても売り込んで行く相場です。
安いからと安易に買うのではなく、価格差で利益を狙っていくならば相場に素直に従って売り方針で進めて行きたいですね。
なお「いつ反転上昇するのか?」なんてことは誰にも分らないことです。したがって、そこを追及しても相場で勝てるようにはなりません。