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チャートで見る相場の見方と考え方【2017年11月21日(火)】

こんにちは。よろしくお願いいたします。

さて、ドル円は先週レンジ相場の下値を支えていたサポートを割り込みました。

但し、112.50円を割り込んでいなかったことから買い方針で進めてきましたが、先週末にそこも割り込むに至りました。

ということで、今後のドル円をどのように見て行けばいいのか、そのポイントを一緒に見て行きましょう。

まずは、チャート(ドル円の日足)を見てみます。

チャートを見ると、赤○で囲んでいるように先週水曜日にこれまで継続していたレンジ相場のレンジ下限を割り込みました。

これでレンジブレイクとなったわけですが、その下のサポートである112.50円ではしっかりと支えられていたので買い方針継続と判断していました。

翌木曜日は若干安値を切り上げましたが、高値はこれまでのレンジ下限レベルで抑えられてしました。サポートがレジスタンスに転化したような動きですね。

そして週末金曜日、再度高値はレンジ下限であった112.50円レベル手前で抑えられてしまいました。高値切り下げにより、レジスタンスを強固にした感じです。

相場は上に行けなければ下に行くしかありません。当たり前ですが、これが自然の動きであります。

ということで、上値を抑えられたことで安値更新となって112.50円を割り込みました。

これでこれまで継続してきた買い方針は止めます。

では、今後は売り方針かというとそうではありません。理由は一番下のラインです。

ここも何度か下値を支えられて、ダブルボトムを形成しているところなので、ここを割り込まない限りは売り方針はしないです。ということで今はグレーゾーンと見ています。

なお、今後仮に上昇しても115.00円レベルをしっかりと上抜くことができずに叩かれた場合、それは現在の安値だけではなく高値の切り下げにもなるので、そこは絶好の売り場として見て行きたいと思います。

以上、まとめると

  • 112.50円レベルを割り込んだので買い方針は中止
  • 但し、一番下のサポートラインを割り込むまではグレーソーン
  • 売り方針で進めるのは一番下のサポートラインを割り込んでから
  • 仮に戻りがあった場合、115.00円レベルを上抜かなければそこは売り

ということで、現在は何もしないが、戻れば売り、割り込んでも売り、という売り場探しの相場ということで見ています。

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この記事を書いた人

株式会社トレードタイム代表取締役(2011年設立)

米国在住時にシカゴ、ニューヨークの市場を見学したした際、金融に興味を持ち、大学卒業後、国内と海外市場の取次業社にてコモディティ、為替取次の業務を行う。

その後、FXを日本で初めてFX事業を展開したひまわり証券に入社。
FX事業部の立ち上げ、自己売買ディーリング業務、投資助言業の資格を得て日経225先物、オプション取引の助言業務やセミナー講師等を務めた後、2011年に独立。


現在はFX、株式、日経225先物、FX、個別株オプション等の自己トレード行っている(1日のトレード回数は平均数回~10回程)、また個人投資家向けのセミナーも多数開催中。

セミナーの受講者は述べ39万人を超え、証券、FX会社でのセミナー講師、売買コンテンツ提供も行っている。
トレード本、FX情報誌やYahoo! ファイナンス等への執筆も多数。

コンテンツ(セミナー講師)の提供先会社は、株式会社外為どっとコム、サクソバンク証券株式会社、ワイジェイFX株式会社、株式会社FXトレード・フィナンシャル、ひまわり証券等々、30社以上(順不同,敬称略)。

~トレード情報提供サイト、コンテンツ提供企業(順不同,敬称略)~
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