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チャートで見る相場の見方と考え方【2017年12月6日(水)】

こんにちは。よろしくお願いいたします。

さて、ドル円はこれまでしっかりと支えられてきたサポートを割り込みました。

これにより、グレーとしていたトレードは売り転換となりましたね。

しかし、その後はやや相場は上昇しています。これをどのように捉えればいいのか、そして、今後のドル円をどのように見て行けばいいのか、そのポイントを一緒に見て行きましょう。

まずは、チャート(ドル円の日足)を見てみます。

チャートを見ると、11/22に一番下のラインであるサポートをとうとう割り込むに至りました。

これによってこれまでグレーとしていたトレードは売り方針となり、赤○にあるように相場もそこから4日間はこれまでのサポートがレジスタンスに転化して抑え込まれていました。

しかし、売り転換から5日目になってこのレジスタンスを上抜いて上昇するに至っています。

このように、売り転換したにも関わらず、相場が上昇していることをどう見て行くのかが今後のポイントとなります。

結論から申し上げると、この場合は単なる戻りの範囲内と判断しています。戻りというのは、相場を下落基調と見ている中の一時的な上昇という意味です。

相場は通り一遍等に直線的に変動するものではありません。したがって、売り転換後の戻りの値動きと見ています。

では、次にどこまで上昇したら売り方針を止めるのか、ということが問題になります。その答えについては、青○にあるように直近高値である12/4の高値(113.10円レベル)を上抜いた段階と見ています。

なぜなら、ここを上抜くということは、これまで高値安値を切り下げてきた値動きが反転して、高値安値を切り上げる動きに転換していると見ることができるからであります。

ということで、直近高値を上抜かない限りは売り方針を継続します。

相場が今後どうなるのかなんて分かりません。重要なことは説明のできるトレードを行い、ダメなら早めに損切り、利益が出てきたら膨らましていくだけです。

現在のところ、本日は上のラインで高値を抑えられていますので、今後このまま下落するのか、それとも反転上昇してしまうのか、そのあたりを意識していけばいいと思います。

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この記事を書いた人

株式会社トレードタイム代表取締役(2011年設立)

米国在住時にシカゴ、ニューヨークの市場を見学したした際、金融に興味を持ち、大学卒業後、国内と海外市場の取次業社にてコモディティ、為替取次の業務を行う。

その後、FXを日本で初めてFX事業を展開したひまわり証券に入社。
FX事業部の立ち上げ、自己売買ディーリング業務、投資助言業の資格を得て日経225先物、オプション取引の助言業務やセミナー講師等を務めた後、2011年に独立。


現在はFX、株式、日経225先物、FX、個別株オプション等の自己トレード行っている(1日のトレード回数は平均数回~10回程)、また個人投資家向けのセミナーも多数開催中。

セミナーの受講者は述べ39万人を超え、証券、FX会社でのセミナー講師、売買コンテンツ提供も行っている。
トレード本、FX情報誌やYahoo! ファイナンス等への執筆も多数。

コンテンツ(セミナー講師)の提供先会社は、株式会社外為どっとコム、サクソバンク証券株式会社、ワイジェイFX株式会社、株式会社FXトレード・フィナンシャル、ひまわり証券等々、30社以上(順不同,敬称略)。

~トレード情報提供サイト、コンテンツ提供企業(順不同,敬称略)~
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